美味しい料理は道具で進化した!
- 受賞
- 読売、日経 / 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 368ページ
ISBN:978-4-309-02260-4 ● Cコード:0022
発売日:2014.01.15
定価3,080円(本体2,800円)
×品切・重版未定
-
美味しい料理は道具で進化した! 食の歴史はテクノロジーの歴史だ。古今東西の調理道具の歴史をたどりながら、それらが人々の暮らしや文化にどのような影響を与えてきたのかを読み解く。
道具の進化によって、料理は使用人ではなく自らが行なうものとなり、また楽しむものとなった。ローマ人はフライパンで揚げ物をつくり、20世紀に入るまではオーブンの温度は手の痛みや紙の焦げ具合で測定し、フォークは17世紀にイタリアから広まった……。
キッチンに並ぶスプーンや包丁、鍋釜、計量器具、泡立て器、コンロ、フードプロセッサー、電子レンジ、冷蔵庫といった料理道具の数々は、どのように発明され、改良されてきたのか?
こうした新たなテクノロジーが、食材の調理方法や人類の味覚や嗜好、さらには食習慣や食文化を、どのように変化させてきたのかを読み解く、誰も書かなかった料理道具の歴史! -
第1章 鍋釜類
・コラム「炊飯器」
第2章 ナイフ
・コラム「メッツァルーナ」
第3章 火
・コラム「トースター」
第4章 計量する
・コラム「エッグタイマー」
第5章 挽く
・コラム「ナツメグおろし」
第6章 食べる
・コラム「トング」
第7章 冷やす
・コラム「モールド(型)」
第8章 キッチン
・コラム「コーヒー」
謝辞
訳者あとがき
参考文献
資料文献
著者
ビー・ウィルソン (ウィルソン,ビー)
1974年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で歴史学を学ぶ。「ニュー・ステイツマン」誌のフードライターを経て、現在は「サンデー・テレグラフ」紙にコラムを寄稿。邦訳書に『食品偽造の歴史』(白水社)がある。
真田 由美子 (サナダ ユミコ)
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。翻訳書に『キッチンの歴史』(ビー・ウィルソン著)、『あなたはあなたのままでいい』(アラン・コーエン著)、『世界予言全書』(ピーター・ファータド編集)などがある。
この本の感想をお寄せください
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ