- 受賞
- 朝日
単行本 46 ● 176ページ
ISBN:978-4-309-02685-5 ● Cコード:0093
発売日:2018.05.29
定価1,320円(本体1,200円)
○在庫あり
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地元から出ようとしない二十代、女の子が怖い男子高校生、仕事が出来ないあの先輩……。人生にもがく男性たちの、それぞれの抱える孤独を浮かび上がらせる、愛すべき19の物語。
「女のリアル」の最高の描き手・山内マリコが、
今度は「男のリアル」をすくいあげる、新たなる傑作登場!
「人生の正解」を求めてもがく男たちの
絶対絶命っぷりに痺れました。
――穂村弘(歌人)
微笑みながらジャブを打たれ、
気づけばノックアウトに持ち込まれる、
そういう作品集です。
――武田砂鉄(ライター)
この本は、いま以外の生き方もあるし、
なんとかなるんじゃないのっていう、
男性へのポジティブなメッセージです。
――田中俊之(社会学者)
面白かった! というか、身につまされる!
男性作家が女を、女性作家を男が書くと、ほぼ必ず感じる、
なんとなくの違和感が一切なかった。
これってすごいことですよ。
――海猫沢めろん(作家)
僕はこういう小説を待っていたんですよ、山内さん!
本当にキレッキレな物語ばかりで
作家・山内マリコの才能にただひれ伏すばかり。
世の男性諸君は是非とも読んで欲しい。
――小川英則(丸善ラゾーナ川崎店) -
【目次】
男子は街から出ない
さよなら国立競技場
女の子怖い
彼女の裏アカ物語
「ぼく」と歌うきみに捧ぐ
あるカップルの別れの理由
ミュージシャンになってくれた方がよかった
本当にあった話
ぼくは仕事ができない
型破りな同僚
事情通K
「おれが逃がしてやる」
仮想通貨
いつか言うためにとってある言葉
愛とは支配すること
子供についての話し合い
ファーザー
心が動いた瞬間、シャッターを切る
眠るまえの、ひそかな習慣
著者
山内 マリコ (ヤマウチ マリコ)
1980年富山県生まれ。著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』など。
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