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単行本

エンリョブカイウタタネ

遠慮深いうたた寝

小川 洋子

単行本 46 ● 248ページ
ISBN:978-4-309-03003-6 ● Cコード:0095
発売日:2021.11.10

定価1,705円(本体1,550円)

○在庫あり

  • 神戸新聞連載の「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選収録。他に「手芸と始球式」「物語の向こうがわ」「読書と本と」で構成。

    作家の日常が垣間見られる9年ぶりのエッセイ集!

    どのエッセイも結局は
    文学のない世界では生きられない
    ことを告白している――小川洋子

    日々の出来事、思い出、創作、手芸、ミュージカル……
    温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く。
    2012年から現在まで続く「神戸新聞」好評連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年間に発表されたエッセイの中から厳選し、「手芸と始球式」「物語の向こう側」「読書と本と」の4章で構成する珠玉のエッセイ集。
    *美しい装丁 九谷焼による陶板画・上出惠悟/デザイン・名久井直子

    著者より
    「本書を編むことは、文学が自分の生活、人生をどれほど大事な部分で支えているか再認識する作業でもありました。題材はさまざま異なっていても、どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられない、ということを告白しています。実際には味わえない体験、自分とは異なる誰か、この世にはいない死者、そういうものたちへの想像力が、現実の私の救いとなってくれているのです」(「あとがき」より)

  • 【目次】

    Ⅰ 遠慮深いうたた寝

     集会、胆石、告白 
     地雷だらけの世界で 
     老化の足音? 
     名前の不思議 
     ショパンと少年 
     幸福な彼ら 
     小人か妖精の仕業 
     世の中の事情 
     業務日誌 
     豆ご飯とボブスレー 
     小さなナイト 
     宇宙時間 
     ミス・ミス・ミス 
     ラブの毛 
     君の瞳 
     野菜とお喋り 
     記憶の地層 
     言葉を捨て去る 
     とんかつ 
     生きる力 
     私だけの王国 
     もう一つの人生 
     ただそこに、いてくれるだけで 
     大人になること 
     死者と聴くバッハ 
     涙もろい 
     白い影 
     ブンちゃん 
     母親のチキンスープ 
     〝推し〟のいる幸福 
     ミリアム 
     終わりの予感 
     文章を光らせるもの
     幸福のおすそわけ 
     すべては奇跡 
     本屋さんの最終日 
     読者の働きがあってこそ 
     いつか終わる 

    Ⅱ 手芸と始球式

     手芸と始球式 
     指と果物 
     私に必要な忍耐 
     欠航と化粧品と号泣 
     二つの日付 
     数式は私を裏切らない 
     小石を拾いに 
     秘密の友情 
     到来――はるか遠くの美味しさ 
     ふと――つい使いがちな「毒」 
     好きなもの
     細分化 
     下柳選手の住所 
     行列からはみ出す 
     学校の行き帰りに通る本屋さん 
     幻の野球観戦 

    Ⅲ 物語の向こう側

     干刈さんの指  
     二次会へ 
     川と私 
     フーヴォー村の小学校 
     他人の記憶を自分の物語に 
     図鑑と空想 
     最果てはどこにある 
     言葉と小鳥 
     琥珀の完璧な王国 
     忘却の地層へ 
     『小箱』をめぐる旅 
     骨抜きのジョギング 
     この夏 


    Ⅳ 読書と本と

     官能とユーモア 田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』
     恋をなくした時に読みたい本 
     内田百閒「件」――繰り返し織り直される布 
     『きかんしゃ やえもん』
     十七歳ベスト3 
     平然とした文学 
     なつかしい一冊『トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す』(トーマス・マン著/高橋義孝訳)
     答えのない問い 
     私の偏愛書 リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』(藤本和子訳)


     あとがき

著者

小川 洋子 (オガワ ヨウコ)

1962年岡山県生まれ。早稲田大学卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞、「妊娠カレンダー」で芥川賞、『博士を愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞を受賞。

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