単行本 A5 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-03204-7 ● Cコード:0095
発売日:2024.07.26
定価1,980円(本体1,800円)
○在庫あり
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自決から半世紀を超え、三島由紀夫にとって政治とは、そして天皇制とは何だったのかを問う。総特集『文藝別冊 三島由紀夫1970』を増補・新装。
【エッセイ】
古川日出男 海を二つに割るように、彼は逝った
佐藤究 死に向かってビルドアップされてゆく肉体
【対談】
赤坂憲雄×安藤礼二 三島由紀夫にとって天皇制とは何か 禍々しいアナーキーとしての『文化防衛論』
【三島由紀夫政治論文選】
わが世代の革命
二・二六事件について
橋川文三氏への公開状
北一輝論 「日本改造法案大綱」を中心として
「国を守る」とは何か
STAGE-LEFT IS RIGHT FROM AUDIENCE
「変革の思想」とは 道理の実現
「楯の会」のこと
性的変質から政治的変質へ ヴィスコンティ「地獄に堕ちた勇者ども」をめぐつて
檄
〈解題〉友常勉 三島由紀夫の政治と革命
【インタビュー】
保阪正康 三島由紀夫の自裁死が問うもの 楯の会事件と日本の近代
中島岳志 なぜ森田必勝なのか 三島由紀夫との距離からみえてくるもの
豊島圭介 いかに三島が死んだのかではなく、いかに三島が生きているのかを撮りたかった
【論考】
大澤真幸 海を眺める老人
杉田俊介 三島由紀夫と橋川文三
井口時男 誤謬と訂正 三島由紀夫と蓮田善明
中島一夫 疎外された天皇 三島由紀夫と新右翼
石川義正 『鏡子の家』の犬、あるいは崇高なる空位
小泉義之 死骸さえあれば、蛆虫には事欠かない
菅孝行 憂国忌五〇年 自刃の再審へ
長澤唯史 美に殉じる者と生き続ける者 『豊饒の海』と三島由紀夫の政治性を読み直す
赤井浩太 日本思想級タイトルマッチ 平岡公威VS平岡正明
【三島由紀夫論集】
橋川文三 美の論理と政治の論理 三島由紀夫「文化防衛論」に触れて
吉本隆明 情況への発言 暫定的メモ
加藤周一 三島由紀夫―仮面の戦後派
鶴見俊輔 大衆文化としての天皇制をどう読むか
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