単行本 46 ● 336ページ
ISBN:978-4-309-20111-5 ● Cコード:0097
発売日:1988.05.20
定価2,093円(本体1,903円)
×品切・重版未定
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港町ブレストに展開する、殺人と裏切り――倒錯の性の破滅的な悪の物語。鬼才ファスピンダー監督の映画「ケレル」の原作。
著者
ジャン・ジュネ (ジュネ,J)
1910-86年。孤児として里親のもとで育つ。多くの犯罪に手を染めるが、42年、獄中で書いた『花のノートルダム』で注目される。以降、『泥棒日記』『葬儀』などを執筆。60年代以降は黒人解放運動、パレスチナ問題などにかかわり、それを『恋する虜』に結実させる。
澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)
1928~87年。東京生まれ。東大仏文科卒。マルキ・ド・サドの著作を紹介する一方、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は『高丘親王航海記』など小説に独自の世界を展開した。
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