河出書房新社
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外国文学
私が死なねばならぬなら 21世紀パレスチナ短篇集
リフアト・アル=アルイール 編 藤井 光 訳
現代パレスチナを代表する詩人が編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇。過酷な「日常」を書き留め、暴力と占領に物語ることで抵抗する、魂の作品集。
予価3,245円(本体2,950円)
※未刊
真訳シェイクスピア傑作選 ロミオとジュリエット・お気に召すまま・冬物語・十二夜・夏の夜の夢・テンペスト
ウィリアム・シェイクスピア 著 石井 美樹子 訳
イギリス史研究を基に、作品の背景にある史実や風俗を読み解いた訳で、話題となった『真訳シェイクスピア四大悲劇』に続く第2弾! 戯曲執筆時の世界観を再現した5作品を収録。
予価5,060円(本体4,600円)
もうひとつの街
ミハル・アイヴァス 著 阿部 賢一 訳
プラハの古書店で見つけた菫色の本に導かれ、〈私〉は〈もうひとつの街〉に迷い込む。魚の祭典、硝子の像の地下儀式、悪魔のような動物たち──哲学的挑発に貫かれた、傑作幻想冒険譚。
予価1,210円(本体1,100円)
その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
アグラヤ・ヴェテラニー 著 松永 美穂 訳
ピエロの父、曲芸師の母、踊り子のわたし。祖国を逃れ放浪生活を送る、サーカス一家末娘の無垢の物語。39歳で非業の死を遂げた伝説の作家による自伝的傑作。シャミッソー賞・ベルリン芸術賞受賞。
予価2,750円(本体2,500円)
響きと怒り
ウィリアム・フォークナー 著 桐山 大介 訳
家を去った放縦な長女への三兄弟の激しい想いを軸に、破滅の宿命を負うアメリカ南部の名家の悲劇を描く、愛と喪失の物語。世界文学の巨匠の代表作を、一気に読み通せる画期的新訳で。
予価3,960円(本体3,600円)
石灰工場
トーマス・ベルンハルト 著 飯島 雄太郎 訳
操業停止の石灰工場でコンラートはなぜ妻を射殺したのか。人間の最も暗い深みへ読者を導く衝撃作。81年にベルンハルト初訳書として刊行された伝説的な作品を40年を経て気鋭が新訳。
吟遊詩人の世界
国立民族学博物館 監修 川瀬 慈 編
各地を広範に移動し、詩歌の歌い語りを通して世界を異化するアジア、アフリカの吟遊詩人たちを豊富な図版とともに紹介する。国立民族学博物館特別展「吟遊詩人の世界」解説書。
予価2,970円(本体2,700円)
フィネガンズ・ウェイク Ⅰ・Ⅱ
ジェイムズ・ジョイス 著 柳瀬 尚紀 訳
『ユリシーズ』に続いて死の間際まで書き継がれ、20世紀最大の文学的事件とされる奇書の画期的全訳。ダブリン西郊の居酒屋を営む一家と、現実・歴史・神話が絡みあう重層的物語。
定価6,930円(本体6,300円)
△3週間~
フィネガンズ・ウェイク Ⅲ・Ⅳ
海に流れこむアナ・リディアの美しい独白で夢の言語は閉じられる。死と再生、墜落と上昇、循環と回帰。数千年の人類の歴史を一夜の夢に凝縮した、抱腹絶倒・複雑怪奇な円環的物語。
定価5,390円(本体4,900円)
フィネガンズ・ウェイク Ⅰ・Ⅱ/Ⅲ・Ⅳ セット
ジョイスが17年をかけて書きあげた究極の小説、世界初の完訳! 日本語表現の可能性を最大限に切り開いた渾身の訳業として大きな話題を呼んだ。30周年記念復刊。セット函入・分売不可。
定価11,000円(本体10,000円)
とるに足りない細部
アダニーヤ・シブリー 著 山本 薫 訳
1949年8月、ナクバ(大災厄)渦中のパレスチナ/イスラエルで起きたレイプ殺人と、現代でその痕跡を辿るパレスチナ人女性。二つの時代における極限状況下の〈日常〉を抉る傑作中篇。
定価2,200円(本体2,000円)
○在庫あり
メトーデ 健康監視国家
ユーリ・ツェー 著 浅井 晶子 訳
ドイツで110万部超のベストセラー! 健康が義務とされ、科学最優先の健康維持システム<メトーデ>が国民の生活を管理。体という究極の個人情報がすべて筒抜けの近未来ディストピア小説。
定価2,640円(本体2,400円)
その国の奥で
J・M・クッツェー 著 くぼた のぞみ 訳
20世紀初めの南アフリカ。人里離れた農場に暮らす孤独な娘と、若い黒人女を得た父の葛藤を激しく暴力的に描く傑作。植民地社会の矛盾とディスコミュニケーション。映画化。新訳決定版。
定価3,190円(本体2,900円)
夢のなかで責任がはじまる
デルモア・シュワルツ 著 ルー・リード 序文 小澤 身和子 訳
ニューヨークを舞台に、若者たちが抱える焦りと輝きをクールな筆致で捉え、ナボコフがサリンジャーと並べて鋭い才能を讃えた「新時代の代弁者」、待望の本邦初作品集!
ガチョウの本
イーユン・リー 著 篠森 ゆりこ 訳
13歳のアニエスは作家として華々しくデビュー。本当の作者は親友のファビエンヌ。2人の小説を書くという「遊び」は周囲を巻き込み思わぬ方向に。2023年度ペン/フォークナー賞受賞。
定価2,970円(本体2,700円)
ソフィアの災難
クラリッセ・リスペクトル 著 福嶋 伸洋/武田 千香 編訳
『星の時』(福嶋伸洋訳・第8回日本翻訳大賞受賞)の著者による日本オリジナル短篇集。世界文学に彗星のように現れたデビューから51歳でむかえた死の直前まで、全短編からセレクト。
わが人生の数か月 2022年10月-2023年3月
ミシェル・ウエルベック 著 木内 尭 訳
「私が本当に地獄に落ちたのは、一月三十一日、パリに戻ってからだった」。イスラム嫌悪の諍いの裏で、ポルノ映像出演という最悪の事態に見舞われた著者が赤裸々に描く自己分析的エッセイ。
定価1,980円(本体1,800円)
父の革命日誌
チョン・ジア 著 橋本 智保 訳
パルチザンとして闘争に身を捧げた父の突然の死。喪主として帰郷した娘だが、その葬儀には思いもよらない弔問客たちが次々と訪れる。人生の複雑さをユーモラスにたたえた、傑作長篇。
定価2,310円(本体2,100円)
マーリ・アルメイダの七つの月 上
シェハン・カルナティラカ 著 山北 めぐみ 訳
戦場カメラマンのマーリ・アルメイダは、冥界の受付で目が覚めた。現世に留まる猶予は七つの月が沈むまで。スリランカ内戦の狂騒を魔術的に駆け抜ける、圧巻のブッカー賞受賞作。
マーリ・アルメイダの七つの月 下
復讐を誓う青年革命家、爆破テロで死んだ博士、冥界最凶の邪神、泥沼化する三つ巴の内戦──あの世もこの世も巻き込んだ、血なまぐさい混乱の行きつく先は。悲しくも可笑しい破天荒な魔術的ミステリ。
定価3,080円(本体2,800円)