一人の女子大生が毒を飲んだ。自殺か他殺か、あるいは事故なのか。
凍えるような孤独と温かな優しさを同時に秘めたイーユン・リーの新作長編。
- 受賞
- 朝日、読売、毎日、日経
単行本 46変形 ● 392ページ
ISBN:978-4-309-20675-2 ● Cコード:0097
発売日:2015.07.06
定価2,860円(本体2,600円)
○在庫あり
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ある女子大生が被害者となった毒物混入事件を核に、事件に関係した当時高校生の3人の若者が抱えつづけた深い孤独を描く。中国の歴史の闇を背景に、犯罪ミステリーの要素も交えた傑作。
著者
イーユン・リー (リー,イーユン)
1972年北京生まれ。北京大学卒業後渡米、アイオワ大学に学ぶ。2005年『千年の祈り』でフランク・オコナー国際短編賞、PEN/ヘミングウェイ賞などを受賞。プリンストン大学で創作を教えている。
篠森 ゆりこ (シノモリ ユリコ)
翻訳家。訳書に、イーユン・リー『千年の祈り』『さすらう者たち』『黄金の少年、エメラルドの少女』『独りでいるより優しくて』、クリス・アンダーソン『ロングテール』、サム・ゴズリング『スヌープ!』など。
読者の声
この小説は、約めていえば、東洋的感性と西洋的知性によって書かれた人間物語である。毒入り事件をめぐって、疑惑と不信と孤独に生きた人たちの在り様を、巧緻な文章で表現しているところに、本著の醍醐味があり、素晴らしい魅力となっている。 (合田盛文 さん/ 男性)
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