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単行本

ビルマキキノホンシツ

ビルマ 危機の本質

タンミンウー

中里 京子

単行本 46 ● 368ページ
ISBN:978-4-309-22833-4 ● Cコード:0022
発売日:2021.10.27(予定)

予価3,520円(本体3,200円)

※未刊

  • 死者800人以上に上る民衆の軍政府への抵抗の理由を、1962年からのミャンマー情勢を克明に追うことによって明らかにした決定版。NHKの道傳愛子氏が自らの経験で解説を付す。

    衝撃の事態! なぜこうなったのか?
    ミャンマーには乗り越えるべき宿命がいくつもある。
    NHKの道傳愛子氏が解説!
    国連など外交の最前線で活動してきた「ミャンマー史」の第一人者で、情勢の背景を最も知り尽くした著者が解き明かす真実。「最新情勢は何を語るのか——緊急寄稿」を掲載!

    クーデターは、日本でも衝撃を持って受け止められた。日本は先進国の中でミャンマーへの最大のODA(政府開発援助)の拠出国であり、2021年6月末時点でミャンマーに展開している日系企業は433社。2015年にはティラワ工業団地が開業した。
    クーデター以降、日本政府は民間人への暴力の停止や、民主的な政治体制の回復を軍に要求し、新規の経済協力を見合わせている。一方で教育や保健などの「人間の安全保障」の分野で人道支援活動を続けてきたのも日本だ。クーデター後も情勢不安やコロナの感染拡大の中で、情報収集をしながら、現地にとどまるNGOもある。
    弾圧が続くことは、今、ここにある人命が危険にさらされるということに加え、ミャンマーの人たちの今後の可能性が摘み取られていくという意味でも許されないことを、日本は伝え続ける必要がある。

    ビルマが破綻国家に陥った場合のシナリオはこうだ。国軍は都市部とイラワディ渓谷地域を掌握するが、都市ゲリラ攻撃と継続する反乱により、暫定軍事政権が確固とした安定を築くのは難しい。ストライキは終わりを迎えるものの、数百万人が職を失い、圧倒的多数は行政の基本的サービスを受ける手がかりをほとんど、もしくはまったく持てない。……少数民族軍事組織は容赦ない空爆と陸軍の攻撃に晒される。……ビルマにはもう残された時間がほとんどない。(「最新情勢は何を語るのか 著者からの緊急寄稿」より)

    【目次】
    はじめに
    第1章 新たな世界
    第2章 車線変更
    第3章 ディストピアへの漂流
    第4章 テンペスト
    第5章 攻撃チャンス
    第6章 星の並び
    第7章 血筋と帰属
    第8章 仮想現実の民政移管
    第9章 未完の国家
    エピローグ 
    最新情勢は何を語るのか 著者からの緊急寄稿
    解説 ミャンマーという物語 道傳愛子
    原注
    索引


  • 【目次】

    はじめに
    第1章 新たな世界
    第2章 車線変更
    第3章 ディストピアへの漂流
    第4章 テンペスト
    第5章 攻撃チャンス
    第6章 星の並び
    第7章 血筋と帰属
    第8章 仮想現実の民政移管
    第9章 未完の国家
    エピローグ 
    最新情勢は何を語るのか 著者からの緊急寄稿
    解説 ミャンマーという物語 道傳愛子
    原注
    索引

著者

タンミンウー (タンミンウー)

1966年、ニューヨーク生まれ。ウタント元国連事務総長を祖父にもつ。ハーヴァード大学などを経て、ケンブリッジ大学で博士号。国連の諸機関に勤務。著書に『ビルマ・ハイウェイ』など。福岡アジア文化賞受賞。

中里 京子 (ナカザト キョウコ)

翻訳家。黄之鋒他『言論の不自由:香港、そしてグローバル民主主義にいま何が起こっているのか』、ジェイコブセン『ハチはなぜ大量死したのか』、トンプソン『依存症ビジネス』など多数。

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