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真の「復興」とは何か?

単行本

ヒョウリュウヒサイシャ

漂流被災者

「人間復興」のための提言

山中 茂樹

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 46 ● 176ページ
ISBN:978-4-309-24558-4 ● Cコード:0036
発売日:2011.07.22

定価1,760円(本体1,600円)

×品切・重版未定

  • 帰りたい、でも帰れない。忘れたい、でも忘れられない――。家族、仕事、故郷との絆を絶たれ、さまよい続ける被災者たち。東日本大震災からの「人」の復興を目指した専門家からの緊急提言!

  • 第一章 漂流が始まる――阪神・淡路大震災の事例
    分散した住人/「戻りたいが、戻れない」県外避難者たち/被災者たちの厳しい現実/制度のはざまでの苦闘/なぜ漂流が始まるのか/漂流をくい止めた民間運動/被災地、兵庫県が立ち上げたカムバックプラン/ITもアナログも駆使して/震災一五年目の追跡でわかったこと/一五年目の県外被災者たちのつぶやき

    第二章 今、何が起きているのか――東日本大震災、その後
    東日本大震災と阪神・淡路大震災の違い/警戒区域による避難がもたらすもの/「疑わしきは被災者の利益に」/理想的な街づくりよりも、まずは生活を取り戻すことを

    第三章 今、求められる復興政策とは
    住民自身が考え、発信し、練り上げる復興を/原発被災者の再起のために/「復興士制度」の創設を/避難生活者への明確な保証システムを/災害救助法の条文通りの履行を/関西からの支援提言/被災自治体の負担軽減をはかるために/「この国」の論理への危機感/具体的な復興プラン/被災地の市民による復興を/住宅再建支援のプラン/生業支援のために

    第四章 これからの「人間復興」のために
    首都機能の分散を/「事前復興」という構想を/復興は右肩上がりではない/人間の復興を/「幸福量」を高める復興を/復興するための「七つの配慮」

    おわりに

著者

山中 茂樹 (ヤマナカ シゲキ)

1945年生。朝日新聞神戸支局次長の時阪神・淡路大震災に遭遇。05年4月、関西学院大学の災害復興制度研究所創設に参加。現在、日本災害復興学会理事、減災・復興支援機構副理事長、大規模災害対策研究機構副理事長。

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