単行本 46 ● 176ページ
ISBN:978-4-309-24659-8 ● Cコード:0030
発売日:2014.06.26
定価1,320円(本体1,200円)
×品切・重版未定
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「妬ましい」「許せない」「人の幸せを喜べない」……誰もが持つ「嫉妬心」から自由になりませんか? 毎日を喜びのなかで生きる秘訣を、ブッダの教えにのっとってわかりやすく説く本。
人間を不幸にする“負の感情"が消え、喜びに満たされるブッダの教え!
嫉妬して得することは何ひとつありません。
心の成長が止まって能力が低下します。
体の健康を損ないます。
まわりの人に好かれるオーラが消えます。
幸福な毎日は、自分の心に嫉妬を発見し、
それを取り除くことから始まるのです。
増えていく嫉妬心----
自分より優れた人に出会う→嫌な気分になる→危害を加えられていないから怒れない→
自分より優れた人の失敗を願う→また自分より優れた人に出会う
この“負のスパイラル"を脱すれば「怒り」より怖い「嫉妬」から解き放たれる! -
●プロローグ
嫉妬をやめれば幸福に生きられる/嫉妬は「怒り」より恐ろしい/
嫉妬心を持たない人はいない/出家した人も嫉妬で悩む/他
《1章 嫉妬する「心」の正体を知りなさい》
●嫉妬は無数にある煩悩の一つ
一五〇〇の煩悩を持つ心/「正気」の人は誰もいない/どんな人も貪・瞋・痴の衝動で生きている/他
●自分を中心に生きるから苦しい
「拒絶反応」と「反抗的な態度」の違い/拒絶反応をも認めなかった昔の修行者/「嫉妬」という反抗的な態度をとるとき/他
《2章 なぜ、嫉妬は暴走する?》
●「我こそが偉い」という錯覚
誰でも「私がいちばん」と思って生きている/私の「判断」は本当に正しいのか/他
●「知らない」から悩み、苦しむ
自我の錯覚を起こさせる「無明」と「渇愛」/無知だから妄想が暴走する/他
《3章 嫉妬を放置した宗教、攻略したお釈迦さま》
●わかっちゃいるけどやめられない
昔から悪い結果ばかり出してきた/悪いと知っているのに、やめなかったわけ/他
●嫉妬は本能。だから強い
「薬は病に的中しましたが、患者は死にました」/宗教では本能を壊せない/他
●本能とつるむ癖を変えなさい
嫉妬しつづけると癖になる/「悪い性格」はピンチのときに顔を出す/他
●心の法則を誤解する人たち
「嫉妬するな」という言葉に説得力はない/嫉妬されると怖いから、嫉妬しない?/他
《4章 嫉妬は、自分も相手も壊してしまう》
●仏典が教える嫉妬の恐ろしさ
人間関係を壊し、自分の成長も止まる/嫉妬に汚染されて生きれば死後も不幸になる/他
●すべてを破壊するまで終わらない
嫉妬は心のカビである/嫉妬が臨界点を超えるとどうなるか/怒り・憎しみ・恨みにとりつかれる/他
《5章 嫉妬には「喜び」で対抗する》
●今日、なにを喜びましたか?
ムディター(喜び)は嫉妬の解毒剤/なぜ、喜びを感じる訓練が必要なのか/他
●小さな喜びから大きな喜びへ
まずは自分という生命を喜ぶ/「嬉しい気持ち」をリピートする/たくさん喜べば脳が育つ/他
●他人の喜びを喜ぶときのポイント
“暗い気持ち"には同調しない/あえて「色眼鏡」をかけてみる/喜びだけを見るのは偏見?-
●八正道とムディターのご利益
ムディターの実践は「正しい行ない」にがる/ムディターの10のご利益
《6章 嫉妬を完全に取り除く方法》
●ムディターを実践する
まず、喜ぶ対象を選ぶ/その生命の良いところを具体的に探す/「もっと幸せになってほしい」と思う/他
●ムディターの対象を増やす
対象者を増やすポイント/「友達の友達は、みな友達」方式で/“赤の他人"を喜ぶのが難しい人は
《7章 「喜ぶこと」が究極の癒やしになる》
●嫌な生命は存在しない
喜びの輪に入らない生命は?/ゴキブリの美徳を発見してみる/動物も微生物も頑張って生きている/他
●喜びに満ちあふれた生き方ヘ
大きな衝撃にも動揺しなくなる/脳も心も成長する/喜びにリミットはない/他
著者
アルボムッレ・スマナサーラ (スマナサーラ,アルボムッレ)
1945年スリランカ生まれ。スリランカ上座仏教長老。13歳で出家得度。1980年に国費留学生として来日。現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で、初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。
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