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単行本

ジツロクレイシストヲシバキタイ

実録・レイシストをしばき隊

野間 易通

単行本 46 ● 352ページ
ISBN:978-4-309-24847-9 ● Cコード:0036
発売日:2018.02.16

定価1,980円(本体1,800円)

×品切・重版未定

  • インターネット以降の世界で相対主義を超える「正義」とは? ヘイトスピーチ問題がクローズアップされるきっかけをつくった反差別集団「レイシストをしばき隊」、その実態が初めて語られる。


    インターネット以降の「正義」とは何か?

    ヘイトといかに闘うか?
    ヘイトはどこからやってきたのか?
    対レイシスト行動集団、しばき隊のすべて

  • 第1部 新大久保の戦い

    第1章 2013年2月9日
    イケメン通りを散歩/最初で最後の「会議」/しばき隊に集まった人々/「お散歩」とは何か/しばき隊の目的とフォーメーション/日本史上もっとも醜悪なヘイト・デモ/最初の衝突

    第2章 しばき隊とプラカ隊
    警察を使い倒す/ニセ公安の登場/MAKERACISTSAFRAIDAGAIN/ヘイト・スピーチ/通称「プラカ隊」の登場/仲良くしようぜ/しばき隊、2つのミッション/ずらりと並ぶプラカード/しばき隊の姿が初公開される/レイシストを説教/桜井誠を「急襲」/友だち守る団/次々と立ち上がる署名活動/サッカー・サポーターの参入/多様化する抗議活動、意気消沈するヘイター/いよいよ国会が動き出す

    第3章 どっちもどっちだって?
    ヘイト豚死ね!/しばき隊の「野望」

    第4章 市街戦
    8人逮捕の衝撃/人びとの壁/ディスカッション/最初のシットイン/路上のモッシュピット



    第2部 グローバル・ヴィレッジの百姓一揆

    第1章 しばき隊の文化的背景
    「隊」から「集団」へ~しばき隊のその後/パンク・ロックの反レイシズム思想/神戸のニュータウンと在日/年代の韓国で見た日本の姿/ブラック・ミュージックから受け取るメッセージ/年代の在日文学が追求した「本音」

    第2章 バッド・テイスト、価値相対主義、ネットワーク
    サブカルチャーからサブカルへ/ワールド・ワイド・ウェブの衝撃/ネットに広がる鬼畜系と共産趣味/インターネットは民衆のためのメディア(だった)/カリフォルニアン・イデオロギーと日本のIT長者たち

    第3章 マクルーハンとネット右翼
    「地球村」はディストピアである/ネット右翼は対話を重視する/ネット右翼と出会い、対抗言論にあけくれる/トラックバックが村人の距離を縮めた/フリー・チベット運動とネット右翼

    第4章 ネットから直接行動へ
    暴走するレイシストたち/襲われる側の視点を体験する/600人のヘイターと催涙スプレー

    第5章 正義をめぐる諸問題
    在特会をしばきたい/しばき隊と暴力の問題/アイデンティティ・ポリティクスとカウンター運動/どっちもどっち論はなぜだめか/正義は人の数だけない/そもそも正義とはなんだろう/正義はだいたいでいい

    あとがき

著者

野間 易通 (ノマ ヤスミチ)

1966年、兵庫県生まれ。2013年1月「レイシストをしばき隊」(現・C.R.A.C.)を結成。排外デモへのカウンター行動の一翼を担う。著書に『金曜官邸前抗議』『「在日特権」の虚構』など。

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