河出書房新社
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礫川 全次 (コイシカワ ゼンジ)
1949年、東京生まれ。ノンフィクションライター、在野史家。主な著書に、『史疑 幻の家康論』『異端の民俗学』『知られざる福沢諭吉』『サンカと三角寛』『日本人は本当に無宗教なのか』『独学文章術』など。
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歴史・地理・民俗
村八分
礫川 全次 著
近年、同調圧力、自粛警察という言葉の登場とともに、「村八分」が脚光を浴びている。そして今なお村八分に苦しむ人がいる。日本の精神風土に顕著な制裁行為の歴史をたどる初めての研究書。
定価2,585円(本体2,350円)
○在庫あり
隠語の民俗学 差別とアイデンティティ
泥棒などの反社会的集団や、漂泊民・芸能民の間で使われていた隠語は、全く別の流通をしたのではないことをつきとめる、初めての隠語の民俗学。
定価1,980円(本体1,800円)
×品切・重版未定
文庫・新書
サンカと説教強盗 闇と漂泊の民俗史
昭和初期、帝都西北部の新興住宅地をねらう強盗が跋扈した。説教強盗妻木松吉。その兇悪な手口から捜査当局は説教サンカ説を流す。後のサンカ小説家三角寛らも関わった事件の真相を追う。
定価836円(本体760円)
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉 著 礫川 全次 編
歴史学と民俗学の博捜する知見と鋭い洞察力を駆使して、先住土着民と差別の問題を追究した文章の集大成。国栖、手長足長、蝦夷から、くぐつ、サンカ、憑き物、人柱まで。差別の根源に遡る。
定価2,420円(本体2,200円)
タブーに挑む民俗学 中山太郎土俗学エッセイ集成
中山 太郎 著 礫川 全次 編
柳田国男門下でありながら、常民の民俗学の枠をはみだし、物的なテーマにも大胆に取り組んだ中山の論考が今に蘇る。人柱伝説に切り込んだ「田植に女を殺す土俗」「本朝変態葬礼史」等傑作17本。
定価2,200円(本体2,000円)
異端の民俗学 差別と境界をめぐって
稲作以外の境界で暮らす差別された人々を研究してきた、喜田貞吉、中山太郎らの先駆的民俗学者の業績に今日的な光をあて、柳田民俗学の盲点を補強する、画期的な試み。