ジャン・ルオー (ルオー,J)
1952年フランス生まれ。ナント大学で文学を専攻した後、アルバイトで生計を立てながら執筆活動を続ける。81年パリに移り、書店勤めや、キオスクで新聞・雑誌販売員を勤める傍ら本書『名誉の戦場』を執筆、90年38歳でゴンクール賞を受賞。新人の作品としては40年ぶりの受賞で、一躍時の人となる。本書は五部作の第一作であり、その後93年『偉人伝』、96年『だいたいの世界』、98年『プレゼントに最適です』と続き、99年『舞台の上でも空の上でも』で完結する。戯曲やテレビの脚本でも活躍中。