読者の声
この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。
★2017.11.07
電波、ラピスラズリ、川の流れなどモチーフが散りばめられていて「お話」が繋がっていくのが楽しかったです。どんどん奥底に入っていくような感覚になりました。
畠山氏のこれからの成長にも期待しております。
徳島県 かなを さん 22歳 女性
★2015.12.05
100年にまたがる宇津茂平の物語。現実と非現実、現在と過去がいい按配にミックスされて魅力的な世界が構築されているのですが、主人公、せめて中学生であってほしかったです。せっかく物語世界に浸っているところ、彼らが登場すると、その違和感ゆえにたちまち現実に引き戻されるのが残念でした。
第52回文藝賞受賞作品ということで、「ドール」と併せて読みました。両作品でともにラブドールが主要な役割を演じているのは、偶然の一致でしょうか。それとも人形が人間並みの役割を演じるのは、コミュニケーション不全がはびこる今日では、すでによくあることなのでしょうか……
神奈川県 いしし さん 52歳 女性