読者の声

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

河出文庫 タ4-1

コノセカイガキエタアトノカガクブンメイノツクリカタ

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

ルイス・ダートネル 著 東郷 えりか

定価1,078円(本体980円)

この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。

★2019.01.09   参考文献にも挙げられている、ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』を読んだ直後だったので、なおさら興味深く読ませていただきました。大破局後に文明を再起動する方法を知ることは、今我々の生活を支えている当たり前の技術の背景と価値を知ることにつながります。ライトノベルで最近流行のいわゆる「異世界もの」を、もうちょっと真剣で現実的にするとこの本になる、と感じました。

二三気になった点を。
文庫版のp.279「次亜鉛素酸カルシウム」と「次亜鉛素酸ナトリウム」はそれぞれ「次亜塩素酸~」の誤り、p.325「水を加水分解」は「水を電気分解」の誤りだと思われます。
また、原注と訳注がはっきり区別されていたら、より良かったと思います。[]内は訳注らしいのですが、何箇所かそうとも思えないところがあり…

Youki09 さん 39歳 男性