- 受賞
- 朝日、日経、毎日、東京 / 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 B6 ● 208ページ
ISBN:978-4-309-62497-6 ● Cコード:0037
発売日:2016.09.13
定価1,650円(本体1,500円)
×品切・重版未定
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〈文学少女〉の時代から、文学部の「女性化」、「自分磨き」まで――「教養」という語に折りたたまれた、前向きに学ぶ女性たちの心性を解きほぐし、実現されない夢の構造を明らかにする。
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【目次】
第一章 〈人間〉にはエリートしかなれないというよく知られた事実――通俗小説からみる大正教養派
第二章 東大生〈以外〉はどんな本を読んできたか――女の教養の範囲
第三章 恋愛は女の革命か!?――マルクス主義と人文的教養の凋落
第四章 差別するにはまず女性を活用すべし――「教養」の二重底
第五章 向上心があなたをダメにする――教養雑誌の投稿から
第六章 〈文学少女〉はいない――文豪たちの邪悪な共同体
第七章 お稽古も命がけ――戦中における〈ほんとうの教養〉の呪縛
第八章 戦後文学部の女性化――〈役に立たなさ〉の大暴落
第九章 文系バブル崩壊――その後に残るもの
著者
小平 麻衣子 (オダイラ マイコ)
1968年生まれ。慶應義塾大学教授。日本近代文学におけるジェンダー/セクシュアリティを、さまざまなメディアや文化の広がりのなかで分析している。『女が女を演じる――文学・欲望・消費』など。
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