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  1. 河出ブックス

全集・シリーズ

リセイノキゲン

理性の起源

賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ

網谷 祐一

受賞
朝日、読売

単行本 B6 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-62501-0 ● Cコード:0345
発売日:2017.02.14

定価1,836円(本体1,700円)

○在庫あり

  • 理性があることは進化で有利なのか。どのようなかたちの理性が進化したのだろうか。最新の諸科学の成果をふまえながら、ヒトらしさの根源に迫る知的エンタテイメント。戸田山和久氏推薦。

  • 【目次】
    序章 理性はなぜ進化論の問題になるのか
     1 なぜ理性なのか
     2 理性って何?
     3 理性はなぜ進化論の問題になるのか
     4 理性の起源がなぜ哲学の問題になるのか
     5 本書の構成

    第1章 進化と理性の二つの問題
     1 五分でわかるダーウィン進化論の基礎
     (1) 自然選択の仮想例——シマウマの足の速さ
     (2) いくつかの注意
     2 自然選択説は人間行動をどう説明するか
     (1) つわりの進化
     (2) ストリップバーでのチップの額を進化から説明する
     3 理性が進化したと考えてよい二つの理由
     4 理性が進化したと考えるときに残る二つの問題

    第2章 そもそも人間は理性的なのか
     1 論理・確率クイズ——なぜこんな問題を間違うのか
     2 人間はほんとうに理性的か——四つの回答

     〈ボックス① リンダ問題の亜種〉

    第3章 理性は本当に進化で有利なのか
     1 理性は自然選択で進化する
     2 理性は自然選択で進化するとは限らない
     3 理性をモデル化すると……やっぱり理性は進化できる
     (1) どういうときに理性的に学ぶことが有利になるのか
     (2) 推論能力の進化をモデル化する

    第4章 どのようなかたちの理性が進化したか
     1 人間はどのように理性的か——シンプル・イズ・ラショナル?
     
     〈ボックス②〉 〈テイク・ザ・ベスト〉ヒューリスティックス
     
     2 それではシンプルすぎる 
     (1)ヒューリスティックスだけでは人間の理性は捉えられない
     (2)複雑な世界、あるいは駆け引きの問題
     3 一つの脳に二つの理性——二重過程説
     (1) 二つのプロセスの性質
     (2) 二重過程説への誤解——熟慮的理性を使うことがいつも正しいわけではない

     〈ボックス③〉 「理性」と「知能」の区別

     4 「熟慮的理性」の進化
     (1) 熟慮的理性の基盤としての仮定的思考
     (2) 心的リハーサル
     (3) 心的リハーサルの利益とコスト
     (4) 心的リハーサルの進化——ヒトと類人猿との共通点
     (5) ヒトと類人猿との相違点
      
     〈ボックス④〉 理性の議論説

     〈ボックス⑤〉ヒト=儀礼する動物?

    第5章 科学を生み出した理性
     1 狩猟採集民の「科学的」思考
     (1) 推測的トラッキング
     (2) 擬人化による推論
     2 科学的推論の基盤
     
     おわりに
     
     注

著者

網谷 祐一 (アミタニ ユウイチ)

1972年生まれ。東京農業大学(オホーツクキャンパス)准教授。専門は科学哲学。進化論を中心に、個別の科学理論を超えた視座から諸科学の成果を読み解く。共著に『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』など。

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