単行本 46 ● 192ページ
ISBN:978-4-309-03225-2 ● Cコード:0093
発売日:2025.09.18
定価1,815円(本体1,650円)
△重版中
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夢を叶え孤独に壊れ続ける芝と、夢を諦めて社会的には成功した大島。夢に青春を食われた二人の、身をよじるほどの嫉妬、羨望、そして侮蔑――暗い激情の奔流に飲み込まれる著者の最高傑作!
著者
芦沢 央 (アシザワ ヨウ)
84年東京都生。12年『罪の余白』で野生時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。18年『火のないところに煙は』で静岡書店大賞、23年『夜の道標』で日本推理作家協会賞受賞。『嘘と隣人』で直木賞候補に。
読者の声
ミステリー色の強い作家さんが書く、将棋物。
興味が湧いて読んでみる。
力強い文体と、強烈に心に刺さる言葉が多いと感じている芦沢さんだが、こちらも冒頭から読んでてもう体が固くなるような文章が連なる。
2章に別れ、それぞれのふたりの目線で語られる。
この反比が面白い。
男っぽい乱暴な言葉じりにの中に、心の動きがよく読み取れる。
苦しかったり、羨望や喜び…いろんな感情が強い力で押し寄せて来る。
将棋がわかればもっと面白いのだろうが、知らなくても楽しめる。
長編とは行かないからか、サラッと終わってしまった感が否めないが、現代のAIをも取り入れ、読み応えは満タン。
時に、AV描写に賛否あるようだが、意味を求めるなら、男子感情を強調したいが為の表現なのだろうか。
(twomoon さん/59歳 女性)
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