- 受賞
- 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-20687-5 ● Cコード:0097
発売日:2015.10.27
定価2,090円(本体1,900円)
○在庫あり
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とても孤独で、暗くきらめく、幼いときだけ見えていた、決して忘れられない小さな世界たち。名翻訳者が「子供」をテーマに選りすぐった、アリ・スミス、ステイシー・レヴィーン他12篇。
とても孤独で、暗くきらめく、幼いときだけ見えていた、決して忘れられない小さな世界たち。
名翻訳者が「子供」をテーマに選りすぐった、誰も読んだことのない全12篇。
僕の家は宇宙人に侵略されてしまった、絶対に。(リッキー・デュコーネイ「まじない」)
親友は、ブタの貯金箱。(エトガル・ケレット「ブタを割る」)
私の弟は、私の腰から生えている。(ステイシー・レヴィーン「弟」)
動物たちとの、ひと夏の秘密の遊び。(ジョー・メノ「薬の用法」)
世にも美しい捨て子がしゃべりだしたら……?(アリ・スミス「子供」)
忘れられた図書館で育てられた少女のお話。(エレン・クレイジャズ「七人の司書の館」)他
「ここに出てくる子供たちのほとんどは、孤独だったり、弱かったり、ひねくれていたり、
卑怯だったり、とにかくただもう変だったりする。
話の最後に輝きを与えられもしなければ、成長もしない。
ただ、どの子供も、どの話も、読んでいてひりひりするほど『あの頃』のリアルさを
(すくなくとも私にとっては)感じさせてくれる」——岸本佐知子(「訳者あとがき」より) -
《目次》
「まじない」リッキー・デュコーネイ
「王様ネズミ」カレン・ジョイ・ファウラー
「子供」アリ・スミス
「ブタを割る」エトガル・ケレット
「ポノたち」ピーター・マインキー
「弟」ステイシー・レヴィーン
「最終果実」レイ・ヴクサヴィッチ
「トンネル」ベン・ルーリー
「追跡」ジョイス・キャロル・オーツ
「靴」エトガル・ケレット
「薬の用法」ジョー・メノ
「七人の司書の館」エレン・クレイジャズ
著者
岸本 佐知子 (キシモト サチコ)
1960年生まれ。翻訳家。訳書に、ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジュライ『最初の悪い男』、ベルリン『すべての月、すべての年』、スミス『五月 その他の短篇』、タン『内なる町から来た話』など。
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