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単行本

アケチケノマツエイタチ

明智家の末裔たち

本能寺からはじまった闘いの記憶

明智 憲三郎

単行本 46 ● 292ページ
ISBN:978-4-309-22793-1 ● Cコード:0021
発売日:2019.12.25

定価1,512円(本体1,400円)

○在庫あり

  • 驚異の新説「本能寺の変」で絶大な支持をえている著者が、現在までの400年以上にわたる明智家の数奇な運命を初公開! そこには感動のドラマが眠っていた!

    衝撃の大発見! 光秀嫡男・光慶は生き延びていた!
    山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れ、非業の死を遂げた明智光秀。そこから一族郎党の苦難の歴史が始まった。
    ところがそれから四百数十年、命の危険に晒され、沈黙を守り続けていた一族がそのベールを脱ぎ始める。
    「逆族の末裔」として苦しい幼少時代を過ごしてきた著者が、科学的アプローチで数奇な一族の歴史を明らかにする。そこには驚くべき光秀の計画と、時代に翻弄されながらもたくましく生きてきた子孫たちが浮かび上がってきた。
    光秀の宿願は本当に本能寺で潰えたのか? その定説がいまひっくり返る!?
    大ヒットコミック「信長を殺した男」の、本書でしか読めないスピンオフも加えた著者渾身の歴史捜査ミステリー、衝撃の完結編!

  • 巻頭特集「信長を殺した男」外伝 藤堂裕
    はじめに

    序 章 本能寺の変の真相 新説から定説へ
    ◎初解明した光秀の前半生
    ◎尾張の雄・信長の家臣へ
    ◎四百年続いた定説の噓
    ◎光秀が抱き続けた宿願
    ◎信長が着手した大改革
    ◎天正十年の作戦発動
    ◎危機感から絶望へ
    ◎一五八二年六月二日未明、京 本能寺―
    ◎誤算、そして秀吉との決戦へ
    ◎盟友か宿敵か―家康の焦燥
    ◎現代まで続いた秘密の封印

    第一章 直後の大混乱 〝逆賊〟とされた豊臣政権時代
    ◎秀吉の織田政権簒奪
    ◎逃避行の始まり
    ◎光秀の子の消息
    ◎光秀の危機感がついに現実へ―唐入り―
    ◎唐入りの爪痕
    ◎光秀の子の生きた時代

    第二章 幕府水面下での名誉回復 〝盟友〟徳川政権時代
    ◎家康の手で成就した光秀の想い
    ◎家光の生母・春日局
    ◎江戸期の光秀末裔
    ◎「天海僧正=明智光秀」伝説
    ◎坂本龍馬、光秀後裔説

    第三章 維新後の思いがけない逆風 〝味方の敵は敵〟明治政府の対応
    ◎「明智」への復姓
    ◎「大陸進出の英雄・秀吉」で思わぬ逆風
    ◎皇国史観で強化されたレッテル
    ◎繰り返される思想戦と宣伝戦
    ◎再落城した亀山城

    第四章 戦後に固まるイメージ 四百年続く〝逆賊〟の烙印
    ◎研究・執筆の決意
    ◎なおも継続する戦前の歴史観
    ◎依然続く学閥、権威主義
    ◎「逆説の日本史」観
    ◎四百年続く秀吉の呪縛
    ◎復活した思想戦
    ◎歴史学者自身の見識

    第五章 現代に続く子孫の捜査 〝潜伏先〟から上がった声
    ◎子孫伝承者の想い
    ◎光秀子孫の伝承
    ◎近江山田家のルーツの捜査
    ◎全国に散らばった一族の捜査
    ◎山城明田家のルーツの捜査
    ◎クリス・ペプラー氏のルーツの捜査
    ◎捜査結果の総括
    ◎継がれゆくとき
     
    おわりに
    巻末資料 
    参考資料/明智光秀子孫年表

著者

明智 憲三郎 (アケチ ケンザブロウ)

1947年生まれ。明智残党狩りの手を逃れた光秀の子・於寉丸の子孫。慶應義塾大学大学院修了後、大手電機メーカーに入社。長年の情報畑の経験を活かした「歴史捜査」を展開し、精力的に執筆・講演活動を続ける。

読者の声

この本に寄せられた読者の声一覧

巻頭漫画『信長を殺した男 外伝』は、光秀嫡男・光慶が「北近江山田村」に逃れたという衝撃的な前振り。近江山田家に伝わる光秀の兜や家中法度、曾我助乗署名の書札礼法書など数々の伝承品は、その衝撃的な仮説の信憑性を静かに裏づけ、家系捜査は日本各地に散らばる明智家の末裔へと広がっていく。紆余曲折の歴史を経て、辛うじて残ってきた明智家の末裔たちの伝承を丁寧にすくい取っていくと、朧気ながら光秀の子孫の全体像が見えてきて、徳川とのつながりについても蓋然性がますます高まっていく。『明智軍記』の解明や、藤堂采女家、小田原藩稲葉家と光秀とのつながり、土岐頼芸の子・頼次(小次郎)の長男と次男をめぐる推理など、氏ならではの大変興味深い考察だと思う。 (中野義雄 さん/43歳 男性)

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