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  1. 河出ブックス

全集・シリーズ

センキュウヒャクキュウジュウネンダイロン

1990年代論

大澤 聡 編著

単行本 B6 ● 336ページ
ISBN:978-4-309-62506-5 ● Cコード:0336
発売日:2017.08.29

定価1,980円(本体1,800円)

×品切・重版未定

  • 90年代とは何だったのか。政治、社会からアニメ、音楽まで、20ジャンルの論考/エッセイを70年代以降生まれの気鋭の論者たちが寄稿。総論的共同討議、インタビュー、ブックガイド、年表も。































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    本書中、以下の誤記がございました。お詫びのうえ、訂正いたします。

    p24 上段 10-11行目
    誤)ゼロ年代に入ってEXILEによって実写化されもした。
    正)ゼロ年代に入って実写化されもした。

    p197 15行目:
    誤)長編監督デビュー作の『Love Letter』(九五年)以来、じつに二〇年ぶり
    正)『リリイ・シュシュのすべて』(〇一年)以来、じつに一五年ぶり

  • 死なない九〇年代の歴史化へ――序文にかえて(大澤 聡)

    [共同討議]東 浩紀 × 速水健朗 × 大澤 聡  一九九〇年代日本の諸問題

    part.A 社会問題編
    A-01[社会] 仁平典宏 終わらざる「社会」の選択――「一九九〇年代」の散乱と回帰
    A-02[政治] 吉田 徹 「敵対の政治」と「忖度の政治」の源流――獲得された手段、失われた目的
    A-03[労働] 阿部真大 安定からやりがいへ――「やりがい搾取」のタネは九〇年代にまかれた
    A-04[家族] 水無田気流 「平凡」と「普通」が乖離した時代
    A-05[運動] 雨宮処凛 リスカでバンギャで右翼な青春
    A-06[心理] 松本卓也 「ゼロ年代」の序章としての九〇年代の「心理」
    A-07[宗教] 大田俊寛 ニューエイジ思想の幻惑と幻滅――私の精神遍歴
    A-08[科学] 水出幸輝 震える、あの頃の夢
    A-09[情報] 飯田 豊 インターネット前夜――情報化の〈触媒〉としての都市
    A-10[思想] 大澤 聡 のっぺりした肯定性――「喪の時代」前夜の理論たち

    [インタビューA]田原総一朗 『朝生』の時代 (聞き手 大澤 聡)

    part.B 文化状況編
    B-01[アニメ] 石岡良治 一九九〇年代アニメ、複数形の記述で
    B-02[映像] 渡邉大輔 「ポスト日本映画」の起源としての九〇年代
    B-03[ゲーム] さやわか 排除のゲーム史
    B-04[テレビ] 近藤正高 フロンティアとしての深夜帯
    B-05[マンガ/女性編] 五所純子 「すべての仕事は売春である」に匹敵する一行を思いつかなかった
    B-06[マンガ/男性編] 杉田俊介 それから、私たちは「導なき道」を歩いてきたのか
    B-07[アート] 黒瀬陽平 九〇年代アートにとって「情報化」とはなんだったのか
    B-08[ファッション] 蘆田裕史 情報化するファッションデザイン
    B-09[音楽] 吉田雅史 翻訳から仮装へ――「系」をめぐる九〇年代音楽論
    B-10[小説] 江南亜美子 九〇年代に花開いた作家たち

    [インタビューB]宮台真司 共通前提が崩壊した時代に (聞き手 大澤 聡)

    〝90年代特集〟ガイド30――メタ1990年代論(大澤 聡)
    年表[1989-2000年]

著者

大澤 聡 (オオサワ サトシ)

1978年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部准教授。専門はメディア論/思想史。博士(学術)。著書に『批評メディア論』、編著に『三木清教養論集』『三木清大学論集』『三木清文芸批評集』の三部作などがある。

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