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何か「悪いこと」はもうこの村の中で「始まって」いる——。
災厄下の日本を刻む3つの物語。
世界が注目する「チェルフィッチュ」主宰/大江健三郎賞受賞作家による新たなる代表作。

第28回三島由紀夫賞ノミネート

単行本

ゲンザイチ

現在地

岡田 利規

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 46変形 ● 160ページ
ISBN:978-4-309-02343-4 ● Cコード:0093
発売日:2014.11.20

定価2,200円(本体2,000円)

○在庫あり

  • 日本/日本語が滅びる時、それは……。「わたしたちは無傷な別人である」「現在地」「地面と床」の3作を収録。名作『三月の5日間』から10年。海外でも評価が高まる岡田利規の新たなる代表作。

    「とにかく、これをつくったとき、僕は、なにかあからさまなものをつくりたかった」(あとがきより)

    「わたしたちは無傷な別人である」
    民主党への政権交代が起こった2009年の衆議院選挙の投票日前日を舞台にした

    「現在地」
    不吉な雲と「村」が破壊するという噂——「東日本大震災以降」に物語の力で抗した

    「地面と床」
    そう遠くない未来の日本を舞台にした死者と生者の物語

著者

岡田 利規 (オカダ トシキ)

1973年生まれ。劇作家・小説家。97年、チェルフィッチュを結成。05年に『三月の5日間』で岸田戯曲賞受賞。07年に小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を発表し、大江健三郎賞受賞。

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