- 受賞
- 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 192ページ
ISBN:978-4-309-03034-0 ● Cコード:0095
発売日:2022.04.27
定価1,628円(本体1,480円)
○在庫あり
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人生に行き詰まりを感じ仕事を辞めた男・上田。至福の日々も束の間、迫りくる不安に対抗すべくもがきはじめるが――内省と実験の果てに訪れるまさかの「哲学的」展開とは? 衝撃の体験談!
ユートピアか? はたまた地獄か? 想像を遥かに超える展開に引きずり込まれる、衝撃のノンフィクション!
解放感→至福→怠惰→不安→逃避→そして……。まさかの「哲学的」展開があなたを襲う!?
京大卒業後、人生に行き詰まりを感じて仕事を辞めた男・上田啓太。
二度寝、夜更かし、昼からビール。漫画に音楽にネット三昧。解放感と怠惰にひたる至福の日々もつかの間、やがて心に不安が漂い始める。
今までの人生、なんだったのか。これからの人生、どうしたらいいのか。悩んだ末、さまざまな実験に没頭し始める。
「読書、運動、生活習慣の改善で悩みは消えるのか?」
「封印していた記憶を書き出したら、トラウマは解消されるのか?」
「文字を読むことをやめたら、思考は静かになるのか?」
「鏡に向かって『お前は誰だ?』と言い続けたら、自分がわからなくなるのか?」……。
外部からの刺激を避け、自己への実験と観察を続けるうちに、だんだん「自分らしさ」の感覚が薄れていき――。
「最初は笑って読んでたけど、だんだん背筋が寒くなってきた」
「混沌と哲学の世界」「頭がクラクラした」
「人間が生きる意味ってなんだろうと考えてしまった」
想像を超える展開に翻弄される人続出。
累計1000万PVの奇才による伝説のドキュメント、ついに書籍化!
「一畳半の物置から始まる、果てしない思考の奔流に圧倒。人間に秘められた無限の可能性を感じました。ヤバいです。」
――WEBメディア『オモコロ』編集長 原宿氏
「とんでもないところに連れて行かれる本。だんだん内面のやばい領域に入っていく様子が、出だしからは想像つかないところまで引きずられていく感覚で、夢中で読みました。」
――画家・漫画家 ネルノダイスキ氏 -
【目次】
■1〜300連休:至福、怠惰、不安、そして決意
・仕事のない解放感を味わう
・だらだらと日々を過ごす
・将来への不安を感じはじめる
・昔を思い出して鬱になる
■300〜1000連休:心と体の問題に向き合う
・図書館に通って本を読む
・生活リズムを整える
・運動しながら苦悩できるか?
・行動を分単位で記録する
・ネットがあると集中できない?
・文字を読むことをやめてみる
・記憶のデータベースを作る
・人間のデータベースを作る
・封印していた感情を書き出す
■1000日目:「自分」が薄れる──自己啓発から哲学へ
■1001~1500連休:人間の世界を不思議に思う
・名前―人間と人間が不倫している
・動物―ネコの嘔吐を通して人間を知る
・視線―他人に見られることで人間になっている
・実験―鏡に向かって「お前は誰だ?」と言い続ける
・未知―幽霊を見る・幽霊が来る・幽霊になる
・離人―自分にも他人にも現実感が持てなくなる
■1500~2000連休:意識と肉体の謎に直面する
・死は本当に悲しいものなのか
・食事・睡眠・排泄以外の行動を禁止する
・性欲によってこの世に繋ぎ止められている
・人間の世界が遠ざかってゆく
・《今》がむき出しになり、知覚点だけが残る
■2001日目
著者
上田 啓太 (ウエダ ケイタ)
1984 年生まれ。石川県出身。2010 年、ブログ『真顔日記』開設。累計1000 万PVを超す人気ブログに。著書に『人は2000 連休を与えられるとどうなるのか?』(河出書房新社)。
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