- 受賞
- 朝日 毎日 / 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-03097-5 ● Cコード:0095
発売日:2023.03.27
定価2,552円(本体2,320円)
○在庫あり
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独ソ戦最大の謎といわれた「カティンの森事件」──そのなかにたったひとり女性の犠牲者がいた。彼女の足跡を追う旅は、やがてポーランドという国家とある一家の激動の歴史を明らかにする。
カティンの森事件──二万人のポーランド将校が何者かによって虐殺された独ソ戦の闇。
その犠牲者のなかに、たったひとり女性がいたことはあまり知られていない。
彼女の名前はヤニナ・レヴァンドフスカ。優秀なパイロットであった彼女の頭蓋骨は調査隊によって持ち去られ、長らく歴史の表舞台から姿を消した。
彼女の足跡を追う旅は、ワルシャワからクラクフ、グダニスク、ポズナン、そしてカティンの森へ……。
ポーランドという国家と一人の女性、そしてその一族の運命が重なり合う、歴史紀行ノンフィクション。
◆目次◆
プロローグ
第一章 ポーランドいまだ滅びず
第二章 ふたりの将軍
第三章 ヤニナは空を目指した
第四章 開戦前夜
第五章 収容所のクリスマス
終 章 カティンの鳥たち
エピローグ
読者の声
今年(2025年)3月に本書を拝読し、感銘を受けました。
生きている間に一度アウシュヴィッツに行きたいと思っていたのでこの7月にポーランドを訪れました。その際にポズナンまで足を伸ばしてルソヴォの博物館に行ってきました。Krystianというお兄さんが館内を案内してくれ、その上、将軍のお墓や家族が住んでいたPalace(と彼は呼んでいた)も教えてくれました。彼によるとこの本を読んで日本から当館を訪問したのは今年になって我々で二組目とのことでした。展示物の中に本書が展示されているのを見て嬉しくなりました。それをお知らせしたいと思い、この感想文をお送りします。
本書のおかげで貴重な体験をすることができました。ありがとうございます。
(只野健 さん/69歳 男性)
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