単行本 46 ● 560ページ
ISBN:978-4-309-03948-0 ● Cコード:0093
発売日:2025.04.04
定価2,475円(本体2,250円)
△3週間~
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すべてはここからはじまった――幕末から大正にかけて、未知の土地・北海道にわたり、近代都市・札幌を作った、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉の熱き物語!
極寒の北の大地に、近代都市を作る——
未知の地で困難に挑んだ人々の信念と情熱を、直木賞作家が描いた感動の傑作歴史小説!
幕末から昭和にかけて、未知の北海道で生きた、5人の男女。
いまだ北海道で人気の高い、初代開拓判官・島義勇、新渡戸稲造らと札幌農学校(現・北海道大学)の2期生として学び、のちに信仰を志した内村鑑三、アイヌ民族の有力者の娘として生まれ、のちにアイヌの同胞を鼓舞する歌集を出版したバチラー八重子、流行作家と農場経営の二足の草鞋の果てに、小作人たちのため自らの農地を解放した有島武郎、暴れ川・石狩川の治水に取り組み、のちの「札幌」の発展の礎をきずいた岡崎文吉——
街に、人に、川に挑んだ、5人それぞれの開拓の物語を、熱い筆致で描いた大型エンターテイメント!
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初回特典のオリジナル地図(紙版)の裏面(地図面)に、下記の誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
・地図右下の赤丸部分
正)のちに、新婚の有島夫妻が住んだ借家
誤)のちに、有島武郎が居候した森本厚吉の家
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第一話 開拓判官──島義勇
ロシアへの砦/はじめての蝦夷地/維新/着工/かがり火
第二話 ビー・アンビシャス──内村鑑三
作文/上級生/薄野/夫人
第三話 人の世の星──バチラー八重子
箱庭/聖路加病院/養子/内気な猛獣/若きウタリに
第四話 流行作家──有島武郎
志望校/成功検査/「白樺」/宣言
第五話 ショートカット──岡崎文吉
蛇行の川/屯田兵/試練/岡崎式単床ブロック/選択
著者
門井 慶喜 (カドイ ヨシノブ)
1971年生。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。18年『銀河鉄道の父』で直木賞受賞。『家康、江戸を建てる』『文豪、社長になる』『ゆうびんの父』など著書多数。
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