単行本

マルグリットデュラス

マルグリット・デュラス

生誕100年 愛と狂気の作家

河出書房新社編集部

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 A5 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-20659-2 ● Cコード:0098
発売日:2014.09.24

定価2,310円(本体2,100円)

×品切・重版未定

  • マルグリット・デュラス生誕100年記念特集。未邦訳小説、エッセイ、対談のほか、金原ひとみによる新訳、保坂和志、吉田喜重、中島京子、五所純子、宇野邦一、清水徹、郷原佳以ほか。

  • [特別寄稿]
    清水徹 ——マルグリット・デュラスの受容──『愛人 ラマン』まで
    吉田喜重 ——モラルと反モラルのはざまで

    【マルグリット・デュラス Marguerite Duras】
    [新訳]
    『モデラート・カンタービレ』第七章——金原ひとみ[訳]

    [未邦訳]
    ●小説
     あぁ! エルネスト——小沼純一[訳]/小林エリカ[絵]
    ●エッセイ
     ドーヴィルと死——関口涼子[訳]
    ●対談
     ただ狂人たちだけが完璧に書く——マルグリット・デュラス×ジャン・シュステル
    ●エッセイ
     ユートピアの断片——ディオニス・マスコロ 五井健太郎[訳]

    [M・Dの世界]
    福田尚代 ——エミリー・Lと彼女たち
    中島京子 ——何度も書かれる物語を何度も読む至福──『愛人 ラマン』『北の愛人』『太平洋の防波堤』
    田中倫郎 ——デュラスとバルテュス
    工藤庸子 ——『ヒロシマ・モナムール』という〈本〉──新訳に添えて
    村上香住子 ——カプリは終わった──ヤン・アンドレアへの追悼

    [小説]
    保坂和志 ——デュラス、九四年

    [対談]
    港千尋×塚本昌則 ——存在しない写真へのまなざし

    [評伝 これからの読者へ]
    北代美和子 ——開かれたテクスト──マルグリット・デュラスの生涯と作品

    [インタビュー]
    ジル・フィリップ(聞き手・澤田直) ——デュラス受容の現在

    [あらたなるM・D]
    宇野邦一 ——先史時代のまなざし
    姜信子 ——破壊せよ、とデュラスは言う
    郷原佳以 ——三角関係の脱臼──書くことと愛、ブランショとデュラス
    鈴木創士 ——デュラス 意志と表象としての愛人
    小川美登里 ——彼女は海に身を投げなかった
    澤田直 ——眠れる森のマルグリット・デュラス──vacatio animae
    小沼純一 ——『八〇年夏』──交差の場
    小林康夫 ——続・《死の病い》をめぐって
    関未玲 ——ロッシュ・ノワール一〇五号室

    著作解題 ——河野美奈子
    フィルモグラフィ ——中山未歩
    略年譜 ——北代美和子

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