- 受賞
- 東京 / 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 324ページ
ISBN:978-4-309-20769-8 ● Cコード:0097
発売日:2019.05.27
定価3,190円(本体2,900円)
○在庫あり
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20世紀最大の作家による世界現代文学の到達点。ベケット不朽の名作「小説三部作」はここから始まった。最新の研究成果を反映した仏語からの個人新訳。
『モロイ』を読む前と読んだあとでは、事情はすっかり変わってしまう。文学をとおして描かれる人生というものが、あっさりぶち壊される。それと同時に、とんでもない何かが立ち上がってくる。――野崎歓(投込栞より)
ベケットの言語に固有の毒性、腐食の作用といったものに私は気付きはじめた。その作用は決して急性の暴力的なものではない。しかし言語の意味や感触、そしてその有機的な構造や流れに、その浸食作用はじわじわ深く及ぶ――宇野邦一(「訳者あとがき」より)
20世紀最大の作家による世界現代文学の到達点。不朽の名作「小説三部作」はここから始まった。最新の研究成果を反映した新訳がついに登場。ベケット没後30年、フランス語からの個人訳第1弾。投込栞寄稿=野崎歓(フランス文学)、松田正隆(劇作家、演出家)
著者
サミュエル・ベケット (ベケット,サミュエル)
1906~1989年。アイルランド出身の小説家・劇作家。『モロイ』を含む小説三部作は51~53年にかけてミニュイ社より刊行された。52年『ゴドーを待ちながら』を刊行。69年、ノーベル文学賞を受賞。
宇野 邦一 (ウノ クニイチ)
1948年生まれ。哲学・フランス文学。著書に『土方巽――衰弱体の思想』、『〈兆候〉の哲学』、『ドゥルーズ――群れと結晶』など。訳書にアルトー『タラウマラ』、ジュネ『薔薇の奇跡』など。
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