単行本 46 ● 200ページ
ISBN：978-4-309-22863-1 ● Cコード：0023
発売日：2022.11.08
定価1,540円（本体1,400円）
○在庫あり
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ロシアのプーチンと一人で闘うウクライナの大統領ゼレンスキーとは何者なのか？ ロシア語を話し、コメディアンとしても鳴らした注目の人物の謎と今後の動きを、克明に明かす初めての本。
プーチンと戦う「変わった男」――何者なのか？
その全貌を初めて解き明かした待望の評伝！
カリスマ性と固い決意はどこから来るのか？――出身、コメディ俳優、外交交渉など、過去のすべてを、ジャーナリストならではの鋭い批評眼で描く。ロシアの「ウクライナ侵攻」を含む最新情報で緊急出版！
コント作家、俳優、シナリオライター、TVプロデューサー、実業家であるゼレンスキーは、2度にわたってウクライナ大統領の地位についたことで有名になった。最初は2015年、『国民のしもべ』というテレビ・コメディ番組で高校の歴史教師から大統領になる俳優を演じた。2度目は2019年、現実の選挙で勝利して大統領になった。この成り行きはあまりに斬新で珍しかったので、投票したウクライナ国民自身、夢なのか現実なのかわからなくなるほどだった。（本書より抜粋編集） -
目次
第1章
演じたことのない場面
「必要なのは弾薬だ。タクシーじゃない」
民主主義の砦
変わり種の政治家
第2章
ドラマの大統領から現実の大統領へ
国民のしもべ
オリガルヒのしもべなのか
世紀の番狂わせ
第3章
95地区の芸人
ソ連に生まれて
ロシア的な笑い
ロシアとの亀裂
第4章
オリガルヒとの緊張関係
夜の訪問者
厄介者になる富豪
脱オリガルヒ化はうまくいくか
第5章
プーチンとの交渉
〈ミンスク２〉または合意なし
戦争の武器としての歴史
侵略に至るまで
第6章
複雑な欧米諸国
事の始まり
トランプ劇場を前にして
ヨーロッパに入る夢
第7章
歴史に出会う場所で
結束する国民
戦争を受け入れる
ひとりひとりが英雄
著者
レジス・ジャンテ (ジャンテ,R)
ラジオ・フランス・アンテルナシオナル、フランス24、ル・フィガロ紙の通信員をソヴィエト時代から携わり、プーチンを20年以上追う。オレンジ革命を取材後、ジョージアに20年以上滞在してウクライナを取材。
ステファヌ・シオアン (シオアン,S)
ウクライナ出身のジャーナリスト。自由のためのウクライナ、ル・タン紙、ラジオ・フランス・アンテルナシオナルなどの通信員。2013年以降、ウクライナに滞在してマイダン革命を追う。ゼレンスキーの近くで取材。
岩澤 雅利 (イワサワ マサトシ)
東京外国語大学ロマンス語系、修士課程修了。訳書に、ピケティ『格差と再分配』、パソル『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』、ピカール『エネルギーの愉快な発明史』、ハイディワジ『ウイグル大虐殺からの生還』など。
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