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単行本 46 ● 440ページ
ISBN:978-4-309-23204-1 ● Cコード:0030
発売日:2026.08.26
定価3,498円(本体3,180円)
○在庫あり
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冷蔵技術とコールドチェーンが世界を変えた! 「カットサラダ」の知られざるブレイクスルー、空輸が生んだ世界的な寿司ブーム、種子の未来が懸かった貯蔵庫……驚異のイノベーション物語!
世界を変えた低温物流(コールドチェーン)の物語!
食品から、小売り、健康、マネーまで
知られざるイノベーションの秘密に迫る!
家庭用冷蔵庫から、コンテナ船、
地下巨大倉庫、世界種子貯蔵庫まで、
「冷やす箱」が世界を支えている――
あなたの常識を覆す、
技術ヒストリー×現場リポート!
米スミソニアン誌・英ニュー・サイエンティスト誌年間ベストブック選出
英国フィナンシャル・タイムズ紙
「親しみやすく、情報が豊富で、夢中になって読み進められる文体。しかも、変化への欲求を静かにずっとかき立ててくれる本だ」
米国ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー誌
「この本を読むのは自己責任で。スーパーでの買い物は以前とは同じものにならないだろう」
エリザベス・コルバート
ピューリッツァー賞受賞者(2015年/ノンフィクション部門)
「食に対するあなたの見方を永遠に変えてしまう1冊」
【目次】
第1章 人工雪氷圏にようこそ
人工の冬/食べ物や飲み物の歴史のなかで最も重要な発明/アメリカで最も危険な仕事/寒さの臭い/寒さが健康におよぼす影響/マイナス五〇℉でも快適さを保証する/見えない場所で働く
第2章 寒さを征服する
I 腐敗の進行を止める
魔法みたいなシステム/実は高度な技術/冷たくないと何が起きるか/何千年もの食の歴史を覆す
Ⅱ 氷を収穫する
贅沢な楽しみから生活必需品へ/高価で信頼性に乏しく、はかない存在/世界初の低温貯蔵ビジネス
Ⅲ 寒さ製造機
第3章 あらゆる肉がたどる道
I 肉の価値
革命家にして倹約家/都市は肉不足/牛肉に永遠の命を/冷蔵車両で国を横断/機械式冷却で大西洋を横断/冷凍肉が国家独立の引き金に
Ⅱ 化学で生活を改善する
「この饗宴で供されたもののなかに、採れたてのものはいっさいなかった」/冷凍恐怖症/認識を逆転させた化学者
Ⅲ 筋肉が食肉になるとき
新鮮すぎる牛肉/七面鳥を柔らかくする方法/熟成させる技術/牛に支配された惑星
第4章 タイムマシンの内側
I 眠り姫たち
死を遅らせる/リンゴの寿命を二倍に/すべての季節をリンゴの旬に/リンゴは規格品に成り下がった/カット野菜の袋には驚きの技術が
Ⅱ 神託のバナナ
エチレンの発見/バナナが世界を征服する/注目されない奇跡
Ⅲ 将来の価値
世界最大の果汁貯蔵施設/ブランドになったオレンジ果汁/金融商品になったオレンジ果汁/束の間の勝利
第5章 第三の極地
I サーモキングに会う
名もなきヒーロー/鉄道からトラックへ/寿司ブームは意外なきっかけから
Ⅱ リーファーに夢中
冷蔵・冷凍コンテナの誕生/冒険の舞台は船上のラボ/リーファー革命の後で
Ⅲ 新しい北極を構築する
地下の冷たい帝国/パレットとフォークリフト/ウォルマートはなぜ安いのか/世界的なコールドラッシュ/冷凍餃子で億万長者に/中国のコールドチェーンは過熱状態/「あれは食べ物ではない」
第6章 限られる恩恵
I 冷やす箱
冷蔵庫を見せてくれたら、あなたが本当はどんな人物なのか教えよう/電気冷蔵庫が家庭も都市も変えた/観音開きの冷蔵庫はなぜ人気になったのか
Ⅱ 鮮度の保証つき
モノがあふれかえった冷蔵庫/食品を保存するための家電が、大量の廃棄物を生み出している/食べ物を冷蔵庫から救う
Ⅲ 冷たい食感
「残り物」の誕生/失われたトマトの美味しさを求めて/投資に役立つ「冷蔵庫の中身」調査
Ⅳ 低温保存と栄養
冷蔵・冷凍によって私たちは健康になったのか/冷蔵・冷凍のおかげでアメリカ人の背が高くなった/恩恵と損失/冷蔵・冷凍と微生物
第7章 岐路に立つ冷蔵・冷凍
I 冷蔵・冷凍の未来
コールドチェーンが存在しない国で/食料の廃棄は死活問題/国際開発の現実/革新的なテクノロジー/温室効果ガスの排出/冷蔵・冷凍でのリープフロッグ
Ⅱ 未来は冷蔵・冷凍が必要ではないかもしれない
保存する新しい方法/コーティングして保存する/凍傷にかかったフードシステム
エピローグ メルトダウン
謝辞
参考資料
索引
著者
ニコラ・トゥイリー (トゥイリー,ニコラ)
英国出身・米国在住のジャーナリスト。著書に『Until Proven Safe』(共著)。食の科学と歴史を考察するポッドキャスト『Gastropod』を共同主催。ザ・ニューヨーカー誌などに寄稿。
小坂 恵理 (コサカ エリ)
翻訳家。訳書にヴィンス『人類が変えた地球』、ダイアモンド+ロビンソン編著『歴史は実験できるのか』、ウォルシュ『ポール・ローマーと経済成長の謎』、ダルリンプル『略奪の帝国』など多数。
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