河出文庫 ま25-1

カナデホンチュウシングラ

仮名手本忠臣蔵

松井 今朝子

河出文庫 文庫 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-42069-1 ● Cコード:0193
発売日:2023.12.06

定価880円(本体800円)

○在庫あり

  • 赤穂浪士ドラマの原点であり、大星由良之助(=大石内蔵助)の忠義やお軽勘平の悲恋などでおなじみの浄瑠璃、忠臣蔵。文楽や歌舞伎で上演され続けている名作を松井今朝子の全訳で贈る、決定版現代語訳。

    恋と忠義が人生を狂わせる

    高師直(=吉良上野介)の横恋慕がきっかけで刃傷・切腹に追い込まれた塩冶判官(=浅野内匠頭)、忠義のために味方をも欺く大星由良之助(=大石内蔵助)、恋に溺れ人生が狂ったお軽と勘平、娘の純愛を叶えようと命を捨てる加古川本蔵……赤穂浪士ものの原点であり、文楽や歌舞伎で上演され続けているヒューマンドラマの傑作を松井今朝子の全訳で贈る。決定版現代語訳。

    解説=酒井順子
    解題=児玉竜一

  • 第一 鶴岡のおもてなし(兜の鑑定)
    第二 家臣の忠告は鈍い刃(松の枝伐り)
    第三 恋歌の報復(御殿での事件)
    第四 あの世へ捧げる忠誠心(判官切腹)
    第五 恩愛の情を断ちきる二つの銃弾(山崎街道)
    第六 財布による連名加入(与市兵衛宅)
    第七 豪遊客の錆びた刀(一力茶屋)
    第八 花嫁の旅路
    第九 山科の雪転がし
    第十 旅立ちの髪飾り
    第十一 目印を付けた目立たない兜(討ち入り)

    全集版あとがき 従来イメージからの脱却
    文庫版あとがき 「忠臣蔵」の意外な現代性

    解説 酒井順子
    解題 児玉竜一

著者

松井 今朝子 (マツイ ケサコ)

1953年京都生まれ。小説家。早稲田大学大学院修士課程修了。松竹株式会社で歌舞伎の企画制作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』でデビュー。『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、『吉原手引草』で直木賞受賞。

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