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  1. 14歳の世渡り術

全集・シリーズ

ガクレキニュウモン

学歴入門

橘木 俊詔

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 46 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-61677-3 ● Cコード:0337
発売日:2013.01.18

定価1,320円(本体1,200円)

×品切・重版未定

  • 学歴はそれでも必要なのか? 学歴の成り立ちから現在の大学事情、男女別学と共学の差、世界の学歴事情まで、データを用いて幅広く論じる。複雑な現代を「学歴」に振り回されずに生きるための必読書。

  • 学歴を信じてはいけません。
    しかし、無視してもいけません。
    では、どうすればいいのでしょう?
    学歴社会の「これから」を教えます。

    【第1章 学歴の成り立ちを知る】
    学歴はあなたの味方なのか?/日本の学歴はこうして始まった/教師になる人を生み出す学校/エリートしか進学できなかった/官僚制度が学歴社会を作り出した/こんなにも違う授業料/行きたくても行けない人たち/「商業の奴は金儲けばっかしやがって……」/出身大学で初任給が違っていた/ソニー社長による「学歴無用論」/やっぱり高学歴は優秀な人材を育てるなのか/塾があるのは日本と韓国だけ/入るまでは有効、入ってからは無効/高学歴保有者はむしろ嫌われる? 

    【第2章 大学で何を学ぶべきか】
    そもそもなぜ大学に行くのか?/どこでもいいから行ってくれ?/無理やり哲学者の名前を押し込む教育/アリストテレスを知っていても、グラフは作れない/教育に対する大ざっぱな信頼感/「そうはいっても」という安定志向/上手くいかなかった「ゆとり教育」

    【第3章 どの大学へ行けば良いのか】
    留学生で定員を埋める大学/東大出の優遇はこうして始まった/東大信仰の行方/「同やん」「立っちゃん」「帝大はん」/京大の対・東大意識/東大を地方に移せばいい/良くも悪くも自信家が集う早稲田/慶応幼稚舎は好みではありません/飛び級よりも少人数制を/イジメと学歴/弱者の存在をいかにして教えるべきか/学閥を突破した日本一の外科医/なぜ高学歴は叩かれるのか

    【第4章 男女別学か、男女共学か】
    不純異性交遊の時代?/別学の男女がアイドルにはまる?/女子校が生む残酷なヒエラルキー/「女性に学問は要らない」とされた歴史/裁縫より国文学を学びたかった女性たち/「勉強するなら別学だ」は本当か/女子御三家・男子御三家/苦境に立たされている短大/「サポートするのは女性」を覆すために/平等に働くということ/東大卒の女性の半分は東大卒と結婚する/所得の高い家庭だけが特をしない教育制度を/なぜプロフィールに「○○大卒」と入れるのか

    【第5章  世界の学歴事情から学ぶ】
    ジェントルマンを育成するパブリックスクール/勉強ばかりするグラマースクール/「勉強」より「教養」を重視するイギリス/階級社会ならではの見分け方/日本に登場したイギリス型全人格教育/勉強オンリーを重視するフランス/日本の階級社会は「程度が弱い」/教育で公平に差別するアメリカ/マイノリティが立ち上がった/一二歳で進学を決めさせるドイツ/平等主義によって失ってきたもの/なぜ日本の大学生は勉強しないのか/日本の大学が抱える負の連鎖/座席に座っているだけじゃ、勉強じゃない/公平性か、多様性か/やっぱり東大が物差しに?/学歴で人を規定してはいけない

著者

橘木 俊詔 (タチバナキ トシアキ)

1943年生まれ。経済学者。京都大学名誉教授、元同志社大学経済学部特別客員教授。著書に『格差社会』『早稲田と慶応』『灘校』『無縁社会の正体』『日本のエリート』他多数。

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