新書 新書 ● 280ページ
ISBN:978-4-309-63192-9 ● Cコード:0230
発売日:2025.06.27
定価1,320円(本体1,200円)
○在庫あり
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ウクライナ侵攻におけるプーチン・ロシアの思想的根拠として注目を集めた「ネオ・ユーラシア主義」。その見立ては正しいのか。大国の戸惑いを反映する思想の実相を、第一人者が解き明かす。
「我々は誰なのか」「ロシアとは何なのか」——
ソ連崩壊を契機として、ロシアのアイデンティティを問い直す思想潮流「ネオ・ユーラシア主義」が立ち現れた。
ロシア・ウクライナ戦争の陰には、プーチンに強い霊感を与えたこのイデオロギーの存在がある……という見立ては正しいのか?
ドゥーギンをはじめ、多様な論客が名を連ねる思想の実相とは?
見取り図を第一人者が描出する。
【目次】
はじめに
第一章 ネオ・ユーラシア主義誕生の背景
第二章 最右翼——アレクサンドル・ドゥーギン
1 ドゥーギンとは誰か
2 ドゥーギンのネオ・ユーラシア主義
3 ドゥーギンはプーチンの「陰のメンター」なのか?
第三章 思想界のインフルエンサー——アレクサンドル・パナーリン
1 パナーリンとは誰か
2 パナーリンのネオ・ユーラシア主義
第四章 主流化——実務家たち
1 アメリカへの対抗/イスラームとの共存
2 中国研究者たち——特にミハイル・チタレンコ
3 ユーラシア地域統合
第五章 政界・思想潮流における現在地
1 ネオ・ユーラシア主義の共通項と伸縮性
2 ロシア・ウクライナ戦争のイデオロギー
おわりに
謝辞
主要参考文献
著者
浜 由樹子 (ハマ ユキコ)
東京都立大学法学部教授。博士(国際関係学)。専門は国際政治学、ロシア地域研究。著書に『ユーラシア主義とは何か』、訳書にマルレーヌ・ラリュエル『ファシズムとロシア』など。
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