河出書房新社
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田中 小実昌 (タナカ コミマサ)
1925年、東京都生まれ。東京大学文学部哲学科中退。軽演劇、将校クラブの雑役、香具師などの職を転々とした後、翻訳、文筆業へ進む。1979年、「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で第81回直木賞、「ポロポロ」で第15回谷崎賞を受賞。2000年、ロサンゼルスにて客死。
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日本文学
ほろ酔い天国 ごきげん文藝
坂口 安吾/田中 小実昌/筒井 康隆/平松 洋子/森 茉莉/吉田 健一 著
時代を代表する作家たちによるほろ酔いエッセイ41篇を収録したアンソロジー。飲み方の流儀、日本酒のうんちく、酒豪自慢、酒友との交遊などなど、呑まずに酔える「ごきげん文藝」第二弾。
定価1,760円(本体1,600円)
×品切・重版未定
文庫・新書
新編 かぶりつき人生
田中 小実昌 著
ストリップではじめてブラジャーをはずしたR、全ストになって大当たりした女西郷……脇道にそれながら戦後日本を歩んできた田中小実昌が描く女たち。コミさんの処女作が新編集で復活!
定価858円(本体780円)
上陸 田中小実昌初期短篇集
飄々とした作風で知られる作家、田中小実昌の同人誌時代の作品、遂に発見! 後の作品の原型となるものから、現在のイメージからは思いもよらないようなお宝的作品まで、さまざまなコミさんが楽しめます。
定価770円(本体700円)
自動巻時計の一日
米軍基地の化学研究所に勤める男が、朝起きてから夜寝るまでのことを書き出してみようと思い立つ。何のへんてつもない日常の出来事ひとつひとつが一体となって、ここに類例のない小説が誕生した!
ポロポロ
父の開いていた祈祷会では、みんなポロポロという言葉にならない祈りをさけんだり、つぶやいたりしていた――表題作「ポロポロ」の他、中国戦線での過酷な体験を描いた連作。谷崎潤一郎賞受賞作。
定価825円(本体750円)
○在庫あり
香具師の旅
東大に入りながら、駐留軍やストリップ小屋で仕事をしたり、テキヤになって北陸を旅するコミさん。その独特の語り口で世の中からはぐれてしまう人びとの生き方を描き出す傑作短篇集。直木賞受賞作収録。