読者の声

陰謀と犯罪のシェイクスピア

単行本

インボウトハンザイノシェイクスピア

陰謀と犯罪のシェイクスピア

石井 美樹子

定価2,970円(本体2,700円)

この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。

★2026.05.26   本書の帯の下の方に、出版社編集部が入れたのだろうが、「スリリングな知的冒険への誘い」とある。

「生きるか、死ぬか」は誤訳だ!、と言い切れる第一章とそれにつながる第二章は、第三章へ読み進める前に再読した。この間思ったのは、これまでの翻訳者たちはどうするのだろうということ。坪内逍遥と石井の師である大山俊一教授のみは、よくやったと誉めるであろうが。

私には、第四章「デズデモーナの白いハンカチ」と第五章「仰天! 王妃の裁判」が一番新鮮に読めた。こんなオセロ論は読んだことがないし、ハーマイオニーとキャサリン・オブ・アラゴンの共通点には感動さえした。


本書の読者は、数ある歴史書に加えてもう一つのエリザベス朝史を紐解ける機会に恵まれるであろう。従来の歴史書を手元で参照しながら読むのも一考である。

hayakawano さん その他