全集・シリーズ

ゲンジモノガタリ02

源氏物語 中

角田 光代

受賞
毎日 / 全国学校図書館協議会選定図書

単行本 46変形 ● 664ページ
ISBN:978-4-309-72875-9 ● Cコード:0393
発売日:2018.11.01

定価3,850円(本体3,500円)

○在庫あり

  • 栄華を極める光源氏への女三の宮の降嫁をきっかけに、揺るぎない六条院の調和が崩れ始めていく。最高傑作とされる「若菜 上・下」を含め、22帖「玉鬘」から41帖「幻」までを収録。

    この中巻の「若菜(上・下)」のために源氏物語があると言っていい。
    ――池澤夏樹

    感情の描きかたの複雑さとリアリティ、その比喩の巧みさに私は何度も息をのんだ。
    そして気づいたのである。この作者は、負の感情、弱さや迷いや悲しみを書くときに、
    筆がずば抜けて生き生きしている。 ――角田光代

    解題=藤原克己(国文学 東京大学)
    解説=池澤夏樹
    月報=江國香織
       馬場あき子
    帯写真=長島有里枝

    <出版社から>
    【角田光代訳『源氏物語』は、何より読みやすさと、昔も今もつながる感情を重視!】
    角田訳は、物語としての面白さが堪能できる『源氏物語』です。これまでの現代語訳で挫折した方も、この角田訳なら必ず最後までたどりつけることをお約束します。

    【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】
    ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文
    ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい
    ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文
    ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入
    ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介

    平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、五十四帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。四百人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、千年読み継がれる傑作。中巻には最高傑作とされる「若菜 上・下」を含め、22帖「玉鬘」から41帖「幻」までを収録。

  • 【目次】
    玉鬘(たまかずら) いとしい人の遺した姫君
    初音(はつね) 幼い姫君から、母に送る新年の声
    胡蝶(こちょう) 玉鬘の姫君に心惹かれる男たち
    蛍(ほたる) 蛍の光が見せた横顔
    常夏(とこなつ) あらわれたのは、とんでもない姫君
    篝火(かがりび) 世に例のない父と娘
    野分(のわき) 息子夕霧、野分の日に父を知る
    行幸(みゆき) 内大臣、撫子の真実を知る
    藤袴(ふじばかま) 玉鬘の姫君、悩ましき行く末
    真木柱(まきばしら)思いも寄らない結末
    梅枝(うめがえ) 裳着の儀を祝う、女君たちの香
    藤裏葉(ふじのうらば)夕霧、長年の恋の結実
    若菜 上(わかな) 女三の宮の降嫁、入道の遺言
    若菜 下(わかな) すれ違う思い
    柏木(かしわぎ) 秘密を背負った男子の誕生
    横笛(よこぶえ) 親友の夢にあらわれた柏木の遺言
    鈴虫(すずむし) 冷泉院と暮らす秋好中宮の本意
    夕霧(ゆうぎり) 恋に馴れない男の、強引な策
    御法(みのり) 露の消えるように
    幻(まぼろし) 光君、悲しみに沈む

著者

角田 光代 (カクタ ミツヨ)

1967年、神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

この本の感想をお寄せください

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちら




 歳