読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

くもをさがす

くもをさがす

 

西 加奈子 著

★2023.07.01   昨年、希少難治癌の診断を受け、抗がん剤治療、手術をし、闘病しています。
癌サバイバーならではの、治療中に抱いた心理がリアルに描かれており、「そうなの、同じことを感じたな」と、振り返りながら拝読をさせていただきました。
⚪︎手術後に感じられた、癌との戦いを終え、嬉しいはずなのに、目標がなくなり、ぽっかりと心に穴が空いてしまったという、ご友人の心理描写。
⚪︎自分の体のオーナーは自分。治療選択も医師任せにせず、自分で決める。
私だけでなく、癌サバイバーの皆さんが感じる心持ちなのだと、前を向けました。モヤモヤした思いを整理する事が出来、感謝です。
素敵な本との出会いを、ありがとうございました。

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西 加奈子 著

★2023.06.29   西加奈子さんの作品が好きで、新刊が出たので気になっていましたが、闘病の日記は胸が痛そうだなぁと、躊躇していたら、自分にも乳がんが見つかりました。
すこし怖かったですが、いいタイミングだと思い読みました。
主人が買ってくれました。
胸が痛くなり、恐怖もわきましたが西さんが元気で輝かれているのはすごく励みになるし、私も自分のがんと向き合いたいと思います。
来週手術です。
癌に罹患された方みんながそれぞれいろいろな不安やこのなんとも言えない思いを経験されていると思うと、すごく勇気が出ました。ありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.06.27   ちょうど4年前に乳がんになり、全摘するか温存するかの判断を迫られた時に、とっさに、夫に
「全摘して大丈夫?」と聞いた。
『くもをさがす』を読んだ後、なんであんなことを聞いたのか…考えている。

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西 加奈子 著

★2023.06.26   西さんの「くもをさがす」を拝読させて頂いて、まず思ったことは、本当に本当に読んでよかった! そして、西さんの、正直で真剣で格好良くて温かい言葉や文章に、時に胸が痛くなり、時に熱くなり、時に涙し、、、自分の心に深く刻まれるような経験をさせて頂き、私にとってお守りのような存在の本になりました。
私は弱い、けどそれが私で最高だ!

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西 加奈子 著

★2023.06.23   6月11日、ラジオで秋元康と大崎洋が対談していて、その流れで白色の表紙の「居場所」を手に取りました。その横に黄色の表紙で「カナダでガンになった」って!何言うてんねん、この本は!と勢いで買ってしまいました。
私は7年前に妻をガンで亡くしていますが、彼女は闘病中、どんな心持ちで戦っていたのかしら?と改めて当時を振り返っていました。
悲しみ色だけではなく、強い気持ちと周りの方の友情を力に変えて、フラフラなのにしっかり生きていく西さんを、素晴らしいガンサバイバーだと尊敬します。
丁度出張の途上、ANAの機内誌の特集がVancouver、思わずCAさんに何マイルで行けるかをたずねてしまいました、西さんに会えるなら行ってみたいと。
当時、妻を全力で支えてくれた子供達にこの本をバトンタッチして読んでもらいます。

文豪たちの妙な旅

文豪たちの妙な旅

 

山前 譲 編

★2023.06.23   静岡県浜松市のタウン情報誌『浜松百撰』5月号で紹介されているのを読んで購入しましたが、私の好みの作品ばかりで、現在、とても楽しく読んでいるところです。特に気に入ったのは「温泉宿」(林芙美子)、「エトランジェ」(堀辰雄)、「猫町」(萩原朔太郎)の3作で、どの短編にも、一度読んだら忘れられないコクがあります。「猫町」の主人公は、どんな旅にも興味とロマンスを無くしてしまった人物で、私も同じようなものですが、まだまだ、「読書という旅」は、私にロマンへの憧れを抱かせてくれるようです。私の好みの小説、それは、私に摩訶不思議な世界を覗かせてくれる物語です。

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西 加奈子 著

★2023.06.22   私は『あなた』の1人です
見た目よりかなり重い思いを
それでも軽やかにセンスよく手渡されて
その間何度も笑わせてもらいながら
私なりに受け取りました

『あなた』と私は繋がっている
私は誰とでも繋がっている
私が望めば、望んだ通りに

恐れも喜びも思いのままに
感じることができる
私もいつか、くもになる日まで
きれいなくもに、なりたいな

この本を、命かけて届けてくれた『あなた』に
感謝の気持ちを込めて。
心から、ありがとう。

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西 加奈子 著

★2023.06.20   異国ではないものの、4年ほど前にほぼ同じ病を経験しましたので、同じ病でも病状も違えば、受け止め方も違い、同じではないということが良くわかります。
でも、心底弱ったときに救われるのは共通で、笑ってくれる周りの人ではないかと思います。
私はオープンに語る勇気は持てませんでしたが、恐怖と共に最善を尽くそうと1年を過ごし、乗り越えてさらに逞しくなった気がします。
美しい瞬間って、私にもあったあの時のあの瞬間かも..と想像しています。

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西 加奈子 著

★2023.06.18   数年ぶりに無性に惹かれて本を購入しました。
翌日、流産し、緊急入院することになりました。
奇しくも時間ができた、と病院に届けてもらったものの、がんになったというストーリーを今の心境で読みきれるのか、結局不安で開ききれませんでした。
気持ちが落ち着いた頃、ようやく読み始めました。涙を堪えながら読み進めましたが、家族の描写にはどうしても自分の家族と重ねてしまい、涙が堪えきれませんでした。
不思議なタイミングでこの本と出会い、いろいろな感情を肯定する、自分なりに納得させる機会をいただいたように思います。
こうして作品にしてくださったこと、感謝しております。どうかお元気で、次回作も今すぐ読みたい気持ちですが、無理なく、健やかな日々を紡いでいってくださることをお祈りしております。

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西 加奈子 著

★2023.06.18   この本を書いてくださって、本当にありがとうございます!というのが1番の感想です。
抗がん剤治療中の、なかなかえげつない状況を文字に起こすのは、勇気のいる作業ではないかと思います。
それでも周囲への感謝や、幸せな瞬間などが文章から溢れるように伝わってきて、私も幸せな気持ちになりました。
あと、個人的なことですが、治療中のパニックアタックからのパルスオキシメーターのくだりは、同じこと経験したことがあるので、分かるー!!!とめちゃくちゃ頷きました。(私は他の病気の治療でしたが)副作用ってしんどいですよね。
長くなりましたが、本当に、この本からたくさんのことを感じることができて、胸がいっぱいです!これからも、応援しています!

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西 加奈子 著

★2023.06.18   私は、シングルマザーで1年ほど無職。自分が何がやりたくて、どうしたいのか思春期のような感情と。子供達を養わなければという、責任感で次第に日々の生活が恐れに支配されるようになった。そんな時、恐れを抱きしめる西さんのこの本に出逢って私の気持ちに寄り添ってもらった。私も、長らく恐れを抱えて生きてきたんだなぁ。と、実感し。今の現状の中でそれに気付かされただけなんだと思う。自分の中にある恐れ。それも間違いなく私の一部。そっと抱きしめて。ここまで見ずに来たことへの謝罪と。今までの感謝。そして、これからはそっと寄り添うことを約束しようと思う。

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西 加奈子 著

★2023.06.14   どんな姿になっても、思い通りにいかなくても、私は「私」だ。どんな私も愛することが出来る。読んでいると、力が湧いてくるようでした。
「生きている事」の尊さを強く感じました。

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西 加奈子 著

★2023.06.12   林真理子さんのYouTube、マリコ書房で紹介されていたので、拝読しました。私も乳がんの治療をしましたが、特に病院とのやり取りのなかで、いろんな喜怒哀楽があったことを思い出しました。小説ではなく、ノンフィクションで読めたのも良かったです。

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西 加奈子 著

★2023.06.12   乳がんを告知され、呆然としていた前日にこの本が発売されました。わたしに書いてくれたのかしら?とすぐに手に取り、おそるおそる一気に読みました。
不安、恐怖心、誰にも言えない気持ち、その全てを西さんが代弁してくれていました。
私もきっと大丈夫なんだ、と背中を押してもらえました。
全摘手術を受け入院している最中も、西さんの体験、気持ちを思い出して、ずっと手を握ってもらっているような優しさに包まれました。
ひとりじゃない。本当に心強かったです。
素晴らしい本を書いてくださり、心から感謝しております。

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西 加奈子 著

★2023.06.11   病気は違えどわたし自身も卵巣を摘出している。
キャンサーフリーになった西さんの抱える恐怖や葛藤は、病気になったことのある人間ならきっと一度は体験するだろう感情。
あまり描きたくはないその言いようのない、他人には理解し難い、どこか嘘めいたような感情を、ありのままに言葉にしてくれた事は間違いなく多くの人にとって救いになったに違いない。
そして何よりも、この腕で今を不安に思う誰かを、愛する大切な人を力一杯に抱きしめる事ができる事がいかに幸せな事かと、そう教えてくれた。
西さんの投げた小石は、大きな波紋となり遠くへ遠くへと広がっている。
わたしの心を揺らしてくれたように、誰かにとってもそうであって欲しいと、心から願っている。

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西 加奈子 著

★2023.06.11   西さんの文章は、短くも歯切れ良く、そして知的でユーモアに飛んでいて、心にするするっと入ってくる。
淡々と綴られた文章の中に、時に露わになった剥き出しの感情たちが溢れ出してくる。
浴槽に勢いよく湯を溜めながら1人泣いた夜は、息が苦しくなるほど心が締め付けられた。
最初は、誰のせいにもできないどこに向けたらいいのか分からない宙に浮いた感情たちが、いつからか自分と、そしてこの世にたった1人の「あなた」に向けられていた。
それは、まさに「祈り」と言う言葉以外に見つからなかった。
『くもをさがす。』
それは、まさに祈りそのものだ。

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西 加奈子 著

★2023.06.11   まさに癌闘病中です。日本の医療システムはとても良くできていると思いますが、自分の体のボスは自分という主張が通らない事が多々あります。例えばカナダでは、薬を飲む自由をあっさり認めてくれたとありましたが、日本では入院手術前は、ビタミン剤を含む全ての薬は禁止です。治療をするのは医師ですが、治癒は自分が主体と思い、寛解を目指して努力しています。

くもをさがす

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西 加奈子 著

★2023.06.11   西さんがご自分の疾患との対峙を身近に感じる事ができました。私にも起きうるかもしれない。でも、西さんがいるから大丈夫!って思えました。美しい瞬間を教えて下さりありがとうございました。
西さんと会話する相手が皆関西弁ってのも心地よく、不謹慎ながら手術前のやり取りで笑ってしまいました。

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西 加奈子 著

★2023.06.08   ご出版された4月、西さんと同じくトリプルネガティヴと告知を受けました。このタイミングで西さんの御書に出逢えたことに意味があると思いました。まるで西さんに突然どつかれ、『ほら、こっちやで!』と手を強く引かれるようなあたたかな読後感。日常に引き戻される感覚。それが自分自身に向き合うというあたりまえのことを強く思い出させてくれました。闘病ではない、ここは戦場などではない。日常。
自分にとことん向き合い、そして支えてくれる家族、友人を大事にしようとあらためて誓いました。
本当にありがとうございました。
余談ですが、西さんのエピソードはクモが現れますが、
我が家にはなぜかてんとう虫が現れます。一体どこから入ってきたのか?私や家族にショックなことが起こると、必ずそのてんとう虫はやってきます。まるで『生きなさい』『大丈夫』と言われているようで、私も同じように意味を見出さずにいられませんでした。

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西 加奈子 著

★2023.06.08   バンクーバーに住んでいます。妻が3年ぶりに日本へ一時帰国中です。病院での検査結果、左胸にしこりが発見され、マンモグラフィー、MRIそして針生検査を終えたところです。その結果、手術を日本ですべきか、戻って当地にてするか決めようと思っていたところ、昨日の新聞紹介で、西加奈子さんと本書の紹介があり、早速キンドル版を購入。当地の病院に対しては、検査に時間がかかりすぎ治るものも治らないという不信感をもっていたので、できる限りの検査は日本で済ませ、さて戻ってきてからどうなることやらと不安でした。本書を読み、一旦システムに入ると治療は驚くほどスムーズに進むとあり勇気づけられる思いがしました。また、本書に書いてあるバンクーバーの生活に共感すること多々あり、そして西さんとはすくなからぬ共通点があることも知りえました。