- 受賞
- 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 272ページ
ISBN:978-4-309-02471-4 ● Cコード:0095
発売日:2016.06.20
定価1,430円(本体1,300円)
×品切・重版未定
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「みんな死ね、と思っていた」――生まれはバブル崩壊後の日本。いじめ、海外放浪、仲間たちとの出会い。終わったなら、また始めればいい。SEALDs創設メンバーが語る23歳のリアル。
SEALDs創設メンバー、奥田愛基の初単著!
絶望から始めよう。
「失われた20年」に生まれ、育ってしまった
新世代の旗手による、怒りと祈り。
いじめ、自殺未遂、震災、仲間たちとの出会い、そして……
SEALDs創設メンバー、23歳のリアル。
【目次】
はじめに ――終わってる社会の中で
1 自分を変える
「ゆとり」の悲劇?/生まれはヤクザとホームレスの町、キタキュー/「家族」って何?/「普通」って何?/家にマザー・テレサがいるとウザい/ひとつの家と、大勢の「家族」/その場のノリが全てだった/他人の視線が怖い/何も感じないふり/自分は社会不適合者なのか?/「死んでほしい人リスト
1位」/「自分」で「自分」であることがわからない日々/ネオむぎ茶と自分は何が違うのか?/死にたいのに死ねない/朝の友だち、夜の友だち/生きるための賭け/離島での生活の始まり/リストカット/「民主主義」の原点/「人生の答えは、君自身が考えて決めることだ」/銀杏BOYZで目覚める朝/人は人を赦すことができるのか/平和学を志す/ノブカズとの出会い
2 変わる世界の中で
東日本大震災、その一方で……/世界は終わらなかった/東北でのボランティア/希望に負けました/なんであの人が死んで、自分は生き残ったんだろう/吉里吉里での出会い/生きるって何かな?/「被災者」とは誰なのか/「現場」はどこにあるのか/初めてデモに行く/「個人」が集まるデモ/「市民運動」のイメージが変わる/TAZの結成/モントリオールで遭遇したデモ/言葉の壁を越えて/トロントでのサバイバル/そしてアイルランドへ/選挙?/海外から日本の政治を考える/VOTE
Tシャツを作る/できる人ができることを/仲間たちの思い/タフに、明るく、適当に
3 社会は変えられるのか?
やはり社会は変わらないのか?/特定秘密保護法?/めんどくさいけど、言わないといけないこと/居酒屋での朝、「始まる」/「見ようよ」から「やろうよ」へ/デモでググると「在特会」/まず自分たちが変わる/諏訪原との出会い/安易な革命でもなく、ニヒリズムでもなく/若者は政治に興味がないのか/SASPL解散、そしてSEALDsへ
4 時代が変わる
SEALDs結成/立憲主義って何だ?/若者を巡る貧困/やっぱりデモ?/仲良く・ポジティブに・よく噛んでよく食べる/メンバーとの軋轢/安保法制に反対する理由/「本当に止める」/野党共闘の始まり/「反権力」ではない/クズはクズなりに/リーダーは誰か?/全国に広がるデモ/シャネルのショーを参考に/デモという日常/「今こそ俺たちは生き返った」/学者との共闘/10万人の声/震える足を、皆で支える/本当に止まる?/「これは俺の言葉だ」/中央公聴会に参加/孤独に思考し、判断し、行動する/終わりではなく、始まりだった/自分の問いは自分で見つけろ
5 時代は繋がる
うるせーよ/サ・ツ・ガ・イ・ヨ・コ・ク/卒業、そして進学/「皆死ね」と思ってた自分はどこに/「どっちもどっち」がもたらすもの/歴史は自分たちで作るもの/閉塞感なんて当たり前すぎて/未来への不安ばかり/「保育園落ちたの私だ」/もう、待ってはいられない!/誰が「医者」で誰が「患者」なのか?/「弾はまだ残っとるがよ」
6 そしてまた、始めよう
野党共闘、実現/次の弾を準備する/選挙に「関わる」/東アジアの若者たちとの連帯/メンバーのその後/SEALDs解散/終わったなら、また始めよう
あとがきにかえて ――全ての終わりには始まりがある
【お詫びと訂正】
本文中に誤植がありました。下記の通り訂正させていただきます。
読者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
p46 2行目
(誤)金城武
(正)金城一紀
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