単行本

コエヲダシテヨビカケテハナセバイイノ

声を出して、呼びかけて、話せばいいの

イ・ラン

斎藤 真理子

浜辺 ふう

単行本 46 ● 208ページ
ISBN:978-4-309-20933-3 ● Cコード:0098
発売日:2025.09.25(予定)

予価1,980円(本体1,800円)

※未刊

  • 家族という地獄をサバイブしてきた。母は狂女になるしかなかったから、私もまた狂女に育った――。日本と韓国を行き来し、自由を追求する唯一無二のアーティストによる、渾身のエッセイ集。

    死にたい時許せない時救われたい時、
    愛する人に会えなくなった時、
    私は死ぬまで何度もこの本を開くだろう。
    ――金原ひとみ

    お母さんは狂ってて、お父さんはサイテーで、
    おばあちゃんは二人とも精神を病み、親戚はみんな詐欺師。
    そんな家族のもと、幼い頃から泣くことも笑うこともできず、
    いつも世界でひとりぼっちだった私が始めたのは、
    感情に名前をつけること――。


    1986年生まれ、日本と韓国を股にかけて活躍するミュージシャン・作家・エッセイスト・イラストレーター・映像作家のイ・ランによる、「これまでの家族」と「これからの家族」。
    日韓同時発売。

    ◎目次

    体が記憶している場面たち
    母と娘たちの狂女の歴史
    本でぶたれて育ち、本を書く
    お姉ちゃんを探して――イ・スル(1983.11.03 〜2021.12.10)
    三つの死と三つの愛
    ダイヤモンドになってしまったお姉ちゃん
    お姉ちゃんの長女病
    ランは早死にしそう
    私の愛と死の日記
    すべての人生がドラァグだ
    お姉ちゃんの車です
    死を愛するのをやめようか
    今は今の愚かさで
    あなたと私の一日
    この体で生きていることがすべて
    1から不思議を生きてみる
    イ・ランからジュンイチへ
    ジュンイチからイ・ランへ
    確かな愛をありがとう

著者

イ・ラン (イ,ラン)

1986年韓国ソウル生まれ。ミュージシャン、作家、イラストレーター、映像作家。アルバム『神様ごっこ』で韓国大衆音楽賞優秀フォーク楽曲賞を受賞。著書に『悲しくてかっこいい人』『アヒル命名会議』など。

斎藤 真理子 (サイトウ マリコ)

翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で韓国文学翻訳院大賞、ハン・ガン『別れを告げない』で読売文学賞を受賞。ほか、著訳書多数。

浜辺 ふう (ハマベ フウ)

劇作家・俳優。〈九条劇〉主宰。

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