「心の闇」は社会の敵なのか?
ラカン派の俊英が問う衝撃の評論
- 受賞
- 読売
単行本 46変形 ● 304ページ
ISBN:978-4-309-24637-6 ● Cコード:0010
発売日:2013.11.21
定価2,640円(本体2,400円)
×品切・重版未定
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犯罪のたび問題にされる「心の闇」。だが「心の闇」を失ったことこそ現代の危機ではないのか。“心の露出”を強いる文明をラカン派の俊英が問う、亀山郁夫、市川真人氏絶賛、衝撃の評論!
凶悪犯罪のたびにメディアで語られてきた「心の闇」。
しかし現代の犯罪者は、ほんとうに「心の闇」をもっているのだろうか。
むしろ彼らの心に「闇」がないことが問題なのではないか。
私たちの心から「闇」が失われつつある。
それこそが、現代の危機、心の危機をもたらしているとしたら?
《露出》の強制、それこそは、21世紀グローバル化時代の〈人間学〉が立ち向かう究極のテーマだ。人間は、すでに新しい歴史ステージにある。……亀山郁夫
80年代ニューアカを愛したひとに。90年代に育ったひとに。そして00年代にもの足りなかったひとに——つまりこれは僕たちのための本だ。……市川真人
著者
立木 康介 (ツイキ コウスケ)
1968年生まれ。京都大学人文科学研究所教授。 主な著書に、『精神分析と現実界』『精神分析の名著』(編著)『露出せよ、と現代文明は言う』『狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛』か?ある。
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