これからを生きる人のための新・歴史入門!
いま知っておきたい重要ポイント、教えます!
- 受賞
- 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-61680-3 ● Cコード:0321
発売日:2013.08.22
定価1,320円(本体1,200円)
×品切・重版未定
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占領、55年体制、高度経済成長、バブル、沖縄や在日コリアンから見た戦後、そして今――これだけは知っておきたい重要ポイントを熱血レクチャー。未来を生きる人のための新しい歴史入門。
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はじめに 歴史って何だろう?
◆ 日本人は歴史を知らない?
◆ 歴史は決まってしまったこと、ではない
◆ 身近な歴史を具体的に見てみよう
第1章 戦争に負けてどうなった? 占領の話
◆ あの戦争を何と呼ぶ?
◆ 敗戦? 終戦?
◆ 8月15日という特別な日
◆ 日本はアメリカに占領された?
◆ ポイントは「非軍事化」と「民主化」
◆ その出来事を大事だと見なしたのは誰?
◆ 戦争は8月15日に終わったのではない?
◆ 玉音放送はどこまで届いた?
◆ 「東京裁判」のここが重要
◆ 教科書に書かれていない「占領」
◆ 民主化がスムーズに進んだわけではない
◆ 地味な出来事に深い意味があるかも
◆ 視点をずらすと見え方が変わる
◆ 教科書がひとつではない理由
第2章 知ってる?「55年体制」って何?
◆ 君は『三丁目の夕日』を観たか
◆ 1958年——失われゆく記憶の世界
◆ 社会運動がさかんだったころ
◆ これがいわゆる「政治の季節」
◆ もはや戦後ではない
◆ 占領は終わったけれど
◆ 覚えておこう!「保守」と「革新」
◆ 1955年に何があった?
◆ 冷戦体制が終わり、55年体制も終わる
◆ なぜか政治の話になってしまう
◆ 記憶といってもいろいろなレベルがある
◆ 歴史と記憶はどうちがう?
◆ 歴史は生きるための知恵だった
◆ その歴史は誰が書いた?
◆ 歴史と記憶の深い関係
◆ 何が描かれていないか
第3章 経済大国? それっていつのこと?
◆ あのころの経済の話をしよう
◆ 日本を改造?
◆ 東京オリンピックは経済大国のあかし
◆ 専業主婦・三種の神器・団地族
◆ 急な成長にはマイナス面もある
◆ オイルとニクソン、ふたつのショック
◆ 産業のかたちが変わってゆく
◆ そして、バブルがやってきた
◆ ようするに、バブルって何?
◆ いったん、まとめましょう
◆ 「右肩上がり」って、ほんとう?
◆ グラフをよーく見てみよう
◆ みんなが同じ経験をしたわけではない
◆ 置かれた立場によって歴史は異なる
◆ 人生の選択肢はたしかに増えた
◆ みな夢をもち、可能性に賭けた
◆ 都会のぎすぎすした眼差しのなかで
◆ 不況だと高度成長がバラ色に見える
◆ 歴史はあとから語られる
◆ 歴史は「いま」から逃がれられない
第4章 「もうひとつの」戦後日本を見てみよう
◆ 「沖縄」の歴史から戦後を見てみよう
◆ 年表のつくられ方からちがう
◆ 基地問題はこうして始まった
◆ 復帰までの道のり
◆ 沖縄はないがしろにされてきた
◆ 「から」の歴史、「にとって」の歴史
◆ 「女性」の歴史から戦後を見てみよう
◆ 「女らしさ」って何?
◆ 「在日コリアン」の歴史から戦後を見てみよう
◆ 「誕生の瞬間から割れていた」
◆ 「われわれ」の歴史、「かれら」の歴史
◆ これまでの歴史の「狭まさ」を知ろう
◆ ふだんは見えない深いところへ入りこむ
第5章 歴史は生きている これからの日本
◆ 戦後が終わらない?
◆ 「ベルリンの壁」崩壊が意味するもの
◆ 何と何が対立しているのか、わからない
◆ 戦後日本の変わり目が来た
◆ 自分で年表をつくってみる
◆ 1995年に何があった?
◆ 記憶している人がまだ生きている
◆ 出来事の意味はすぐにはわからない
◆ 大きな事件でイメージをつかむ
◆ 「当たり前」になる前を想像する
◆ これからを生きていく人たちのために
おわりに 歴史はひとつではないが、なんでもありでもない
◆ 歴史になるまで
◆ 歴史になってから
◆ 8月15日と3月11日
◆ あらためて、歴史とは何だろう?
あとがき
参考文献
著者
成田 龍一 (ナリタ リュウイチ)
1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授(近現代日本史)。『近現代日本史と歴史学』『「戦争経験」の戦後史』『大正デモクラシー』『〈歴史〉はいかに語られるか』など。
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