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  1. 14歳の世渡り術

全集・シリーズ

ガッコウデハオシエテクレナイセイカツホゴ

学校では教えてくれない生活保護

雨宮 処凛

単行本 46 ● 232ページ
ISBN:978-4-309-61747-3 ● Cコード:0395
発売日:2023.01.24

定価1,562円(本体1,420円)

○在庫あり

  • どういう時に利用できるの? 他の国の制度は? 子どもは高校・大学に行けるの? 今知っておきたい生活保護のリアルな実態と「死なないノウハウ」が詰まった入門書。

  • はじめに
    生活保護は最後のセーフティネット
    多くの人が抱くマイナスイメージ
    コロナ禍でも利用者が増えない生活保護
    「身を守る方法」を知っておくために

    第1章 今、生活保護をめぐって起きていること
    「死刑になりたい」「死のうと思った」、相次ぐ不穏な事件
    なぜ、57歳の母と24歳の息子は死んだのか――「八尾市母子餓死事件」
    繰り返される痛ましい事件
    国会議員による偏見のばらまき
    生活保護利用者を孤立させるバッシング
    DaiGo氏の発言
     
    第2章 生活保護ってどんなもの?
    ――生活保護問題に取り組む弁護士 小久保哲郎さんに聞く

    生活に困っている人に追い打ちをかけたコロナ禍
    小久保弁護士に怒濤の一問一答
      ◆生活保護・初級編
      ◆生活保護・よくある誤解編
      ◆生活保護・子どもに関わる制度編
      ◆生活保護・中級編
      ◆生活保護・上級編
      ◆コロナ禍で起きた実際のケース編
    困ったら積極的に利用を

    ◆COLUMN①◆ なぜ水際作戦が起きるのか?
    ――世田谷区の元・生活保護担当職員 田川英信さんに聞く

    第3章 韓国の生活保護~政府の大キャンペーンで利用しやすい制度へ
    ――大阪公立大学准教授 五石敬路さんに聞く

    もともと社会保障が未整備だった韓国
    単給化で下がった貧困率
    「死角地帯」をなくすための一大キャンペーン
    コロナ禍での支援、日本と韓国の違い
    困ったら隠さず、話すことが重要

    第4章 ドイツの生活保護~ケタ違いの使いやすさ
    ――法政大学教授 布川日佐史さんに聞く

    ドイツでもあった生活保護バッシング
    持ち家、車の保有もOK、扶養照会は基本なし
    コロナ禍で進化したドイツの生活保護
    キーワードは「尊厳」と「信頼」
    ドイツ社会の成熟

    第5章 外国人は生活保護の対象にならないの?
    ――「移住者と連帯する全国ネットワーク」運営委員・上智大学教授 稲葉奈々子さんに聞く

    難民に冷たい国・日本 
    外国人は「対象外」の生活保護 
    コロナ禍で爆発的に増えた外国人からの相談
    400%の自己負担となる医療費
    生活保護を利用しているととれない永住者の在留資格
    ウィシュマさんを見殺しにした入管
    目の前の外国人と世界の問題は繋がっている

    ◆COLUMN②◆ コロナ禍のベトナム人実習生、その苦境 
    ――ベトナム人僧侶 ティック・タム・チーさんに聞く

    第6章 貧困と生活保護の30年
    ――一般社団法人「つくろい東京ファンド」代表理事 稲葉剛さんに聞く

    バブル崩壊によってできた「新宿段ボール村」
    生活保護申請のため役所と「戦う」日々
    扶養照会をなくすためのキャンペーン
    労働の「兵役」化 
    私たちがどういう社会に暮らしたいのか

    ◆COLUMN③◆ どうしたら利用しやすい仕組みが作れるのか?
    ――支援界の発明家 佐々木大志郎さんに聞く


    おわりに

    巻末資料/全国の相談先・情報サイト

著者

雨宮 処凛 (アマミヤ カリン)

1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの戦争のリアル』等、著書多数。

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