単行本 B6 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-62456-3 ● Cコード:0321
発売日:2013.04.12
定価1,650円(本体1,500円)
×品切・重版未定
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いまも論争が絶えない日本史屈指の謎、本能寺の変。しかし史料を真摯にひもとけば、これまでのイメージとはかけ離れた信長・光秀の人物像、織田政権の実相が浮かび上がってくる!
旧来の信長像は「中世的権威を否定」した超人的な人物として描かれてきた。その政策なども含めて「革新性」が強調されてきたきらいがある。それは、将軍や朝廷との関係に関しても同じであり、彼らに代わる権力・権威として天下統一を図ろうとしたように考えられもした。あるいは、そうあって欲しいと期待されていたかもしれない。近年の研究ではそうした信長像が払拭され、新たな信長像が提供されている。そうした点を踏まえて、信長政権について考えてみたい。(本書より)
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はじめに
第1章 明智光秀という男
第2章 信長の四国政策と光秀
第3章 信長政権を問い直す(1)——家臣・諸大名との関係
第4章 信長政権を問い直す(2)——将軍・足利義昭との関係
第5章 信長政権を問い直す(3)——天皇・朝廷との関係
第6章 本能寺の変とは何だったのか
主要参考文献
おわりに
著者
渡邊 大門 (ワタナベ ダイモン)
1967年生まれ。歴史学者。佛教大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本中世史。大阪観光大学観光学研究所客員研究員。『戦国の貧乏天皇』『大坂落城 戦国終焉の舞台』『戦国誕生』など。
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