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  1. 河出新書

河出新書 -025

ハラッパトイウシャカイガホシイ

「原っぱ」という社会がほしい

橋本 治

新書 新書 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-63127-1 ● Cコード:0295
発売日:2021.01.22

定価924円(本体840円)

○在庫あり

  • そもそも「社会」とはどういうものだったか? 絶筆となった論考「「近未来」としての平成」を中心とした、橋本流「近代論」集成! 橋本治が理想とした「原っぱの論理」とは何だったのか?

  • 序文 草の海のキャッチャー 内田樹

    第一章 「近未来」としての平成
    1 昭和の終わりと平成の始まり
    一 極私的な「昭和の終わり」/二 「時代」という壁/三 昭和の終わりと「時代そのもの」の終わり/四 平成になってバブルははじける/五 平成三十年はどんな期間か/六 昭和オヤジの受難/七 いつの間にか生まれていたもの
    2 「時代」とはなんだ?
    一 昭和への軽侮/二 「変革の心」ではなく/三 人気投票で動く社会/四 苦悩のない社会/五 改めて「時代そのもの」がなくなった

    第二章 「昭和」が向こうへ飛んでいく

    第三章 原っぱの論理 
    1メンドクサイことなんか知らない/②女ばっかりやたらいた/③我が祖母、橋本千代のこと/④近所にも子供達がいた/⑤そこに原っぱがあった/⑥世界で、一番幸福だった時代/⑦原っぱが遠ざかる日/⑧中学だって遊んでた/⑨〝大人〟は、判ってなんてくれないんだ/⑩原っぱという社会がほしい/⑪少年の為に

    第四章 遠い地平、低い視点 
    闘病記、またしても/なぜこんなに癌になる?/窓からの眺め/観光客が嫌いだ

    特別掲載 野間文芸賞贈呈式スピーチ原稿

    初出・出典一覧

著者

橋本 治 (ハシモト オサム)

1948年、東京生まれ。イラストレーターを経て、77年小説『桃尻娘』を発表。『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。2019年没。

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