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  1. 文庫・新書

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  1. 河出新書

河出新書 -57

トクガワイエヤストイウヒト

徳川家康という人

本郷 和人

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

新書 新書 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-63158-5 ● Cコード:0221
発売日:2022.10.27

定価935円(本体850円)

○在庫あり

  • 徳川家康とはどんな人物か? その生きざま、家臣団、軍事、政治・経済、外交、文化への関心……重要ポイントを徹底解説。頼朝、信長、秀吉とはまったく異なるリーダー像が浮かび上がる。

  • 【目次】

    第一章 家康の生きざま――よく耐えたよ、家康
    最後に勝ち残ったのは平凡な男/対武田の捨て駒にされる/信長に嫡男の自害を命じられる/築山殿とはラブラブだったのか否か/秀吉にまで頭を下げることになる/待った男が天下をつかむ……

    第二章 家康の家臣団――精強にして忠実な三河武士?
    三河武士の伝説はプロパガンダ?/桶狭間後に独立したというけれど/三河一向一揆でも家臣たちは裏切った/徳川四天王は、結局は家康が見出した/意外と実力主義の人事だが報酬は堅実……

    第三章 家康の軍事――キラリと光るものは、ない
    名将の条件/逃げることを想定している/武田三万VS徳川八千/信玄の寿命が尽きる/「境目の城」の存在意義/家康の見せた武田家リスペクト/家康唯一の輝き「小牧・長久手の戦い」……

    第四章 家康の政治・経済――なぜ、江戸?
    実は文書行政をやっていない/関ヶ原前夜の外交劇/徳川の上級武将は政治になどタッチしない/家康が考えていた税の統一/関東を本拠とする/伏見幕府誕生の可能性/家康の東日本開発構想……

    第五章 家康の外交――秀吉の尻ぬぐい?
    なぜ秀吉は家康を生かしておいたのか?/「律義者」が仮面を脱ぎ捨てるとき/前田を救った土下座外交/天下人はふたりいた?/安心安全な「大坂城攻略法」/ポスト朝鮮出兵/鎖国はなかった?……

    第六章 人間・家康
    家康の女性関係/大虐殺はしない家康/人間家康の意外な甘さ/勉強する天下人――近代人としての家康/劉邦に学ぶ家康/家康の哲学を解く鍵/江戸=穢土からはじめる日本……

著者

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)

1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。専攻は日本中世政治史、古文書学。『上皇の日本史』『壬申の乱と関ヶ原の戦い』『日本史のツボ』『新・中世王権論』など。

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