新書 新書 ● 248ページ
ISBN:978-4-309-63199-8 ● Cコード:0240
発売日:2025.12.24
定価1,100円(本体1,000円)
○在庫あり
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「花に心を感じる人は、AIと心を通わせるか?」脳・心・言語を手がかりに言語脳科学者のユニークな思考実験が辿り着く先とは。生物と人工知能の間に立つ我々の姿を通し、人間存在の謎へ科学が挑む。
「人は人工知能と対話ができているのか?」「花や鳥は、言葉が分かるのか?」「人はどこまで進歩するのか?」……言語によって自身や他者と対話し、思考を深める私たちは、生物や機械とどのように違うのか。言語能力や創造性の解明を目指す言語脳科学者がユニークな思考実験による物語を通して、根源的な謎に迫る。人間の本性について科学的な解明が進む今、その心と言葉の特性に焦点を当て、まったく新しい視点を提供する。
目次
はじめに
第1章 花をめぐる対話──人は植物と何が違うか
プロローグ 花屋の話/ 植物と動物/ 呼吸の問題/ 植物の多様性/ 花と墓
第1章 補足と解説
第2章 鳥をめぐる対話──人は動物と何が違うか
プロローグ 楽器の話/ おしゃべりなインコ/ 鳥の習性と鳴き方/ 歌の分析と再生/ タイミングの問題/ コミュニケーションの問題/ 人間の言語とは
第2章 補足と解説
第3章 犬をめぐる対話──人は犬と心が通うか
プロローグ 公園の話/ 犬の心に寄り添う/ 地図を描く能力/ 犬の性格とは/ 犬は言葉を理解するか/ 犬は心を持つか/ 犬の本能も脳から
第3章 補足と解説
第4章 古代人をめぐる対話──人はいつ芸術を始めたか
プロローグ 古代エジプト展の話/ 芸術の起源を求めて/ 言語と芸術の密接な関係/ 人類の進化と脳/ 芸術とスケール不変/ 考古学の大発見/ 文字と音符の限界/ 古代エジプトでの革新
第4章 補足と解説
第5章 現代人をめぐる対話──人はなぜ言葉を話すか
プロローグ 彫刻作品の話/ 言語は人間の本性/ 言語の能力とは/ 自然科学としての言語学/ 事実と意見の違い/ 言語の自然法則/ 脳言語とは/ 円空の心/ 絵文字に託された心/ 多言語へのまなざし
第5章 補足と解説
第6章 人工知能をめぐる対話──人は機械と何が違うか
プロローグ 将棋とチェスの話/ AIの今昔/ 人とAIの違いとは/ AIと人間の対
話?/ AIというブラックボックス/ AIのその先「スーパーインテリジェンス」/ SIに必要なスーパーマインド/ AIによる自動運転のリスク/ シンギュラリティは起こらない/ 捨て去られたロボット工学の三原則
第6章 補足と解説
第7章 スーパーインテリジェンスをめぐる対話──人はどこまで進歩するか
プロローグ 茶の話/ スーパーインテリジェンスとは/ スーパーインテリジェンスと科学/ 神とスーパーインテリジェンス/ 死生観について/ 心の進歩について
第7章 補足と解説
おわりに
著者
酒井 邦嘉 (サカイ クニヨシ)
1964年生。東京大学大学院総合文化研究科教授。博士(理学)。脳機能イメージング等の先端的手法を駆使して、言語や創造的な能力の解明に取り組んでいる。著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事』ほか多数。
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