全集・シリーズ

ゲンジモノガタリ03

源氏物語 下

角田 光代

受賞
第72回読売文学賞

単行本 46変形 ● 640ページ
ISBN:978-4-309-72876-6 ● Cコード:0393
発売日:2020.02.27

定価3,850円(本体3,500円)

○在庫あり

  • 源氏亡きあと、宇治を舞台に源氏の息子・薫と孫・匂宮、姫君たちとの恋と性愛を描く。すれ違う男と女の思惑――。大長編の最後を飾るドラマチックな「宇治十帖」が圧巻。角田源氏、完結巻。

    解題=藤原克己(国文学 東京大学)
    解説=池澤夏樹
    月報=辻原登
       マイケル・エメリック
    帯写真=川内倫子

    <出版社から>
    【角田光代訳『源氏物語』は、何より読みやすさと、昔も今もつながる感情を重視!】
    角田訳は、物語としての面白さが堪能できる『源氏物語』です。これまでの現代語訳で挫折した方も、この角田訳なら必ず最後までたどりつけることをお約束します。

    【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】
    ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文
    ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい
    ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文
    ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入
    ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介

    平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、五十四帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。四百人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、千年読み継がれる傑作。下巻には、42帖「匂宮」から54帖「夢浮橋」までを収録。

著者

角田 光代 (カクタ ミツヨ)

1967年生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など。『源氏物語』の現代語訳で読売文学賞受賞。

この本の感想をお寄せください

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちら




 歳