ムック A5 ● 272ページ
ISBN:978-4-309-97855-0 ● Cコード:9495
発売日:2015.02.26
定価1,430円(本体1,300円)
×品切・重版未定
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没後50年でふたたび光を浴びる文学者の新しい姿。千葉俊二、渡部直己、野崎歓、小谷野敦、安藤礼二、千野帽子、清水良典他による決定版。
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千葉俊二 解題
新資料
谷崎潤一郎・松子、水野鋭三郎宛ほか書簡六通
──森田チヱコさんに聞く
【インタビュー】
・渡部直己 ──谷崎潤一郎──遠のきながら近づいてくる力
・野崎歓 ──異邦を求める文学
・千葉俊二 ──新たな谷崎の読み直しのために
【エッセイ】
・柳美里 ──絶対的主観
・藤沢周 ──墓参
・松田青子 ──雪子ちゃんの顔のシミ
・温又柔 ──ジョージの愛
・東直子 ──佐助に導かれて
・李龍徳 ──『蓼喰う虫』の女性たち
【論考】
・清水良典 ──谷崎は偉大なる愚者なのか? 谷崎文学の「思想」についての覚書
・小谷野敦 ──谷崎潤一郎と川端康成の確執
・安藤礼二 ──夢の舞台 谷崎潤一郎の神智学的トポス
・千野帽子 ──テーマパークとユートピア 谷崎潤一郎『金色の死』の前後左右
・丹生谷貴志 ──谷崎の「おんな手」 芸術の誕生
・石川義正 ──谷崎潤一郎と言説の抗争
【谷崎論集成】
・中上健次 ──谷崎潤一郎 物語の系譜
・蓮實重彦 ──厄介な「因縁」について 『吉野葛』試論
・須賀敦子 ──作品のなかの「ものがたり」と「小説」 谷崎潤一郎『細雪』
・水村美苗 ──谷崎潤一郎の「転換期」 『春琴抄』をめぐって
・四方田犬彦 ──モダニスト潤一郎 谷崎潤一郎の映画体験
谷崎潤一郎研究史 西野厚志
谷崎潤一郎作品案内 西野厚志
谷崎潤一郎年譜 千葉俊二
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