河出書房新社
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エルサ・モランテ (モランテ,E)
1912年ローマ生まれ。現代イタリア最大の作家の一人。本書でヴィアレッジョ賞、『アルトゥーロの島』でストレーガ賞。ほかに『歴史』『アンダルシアの肩かけ』など。夫はアルベルト・モラヴィア。
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外国文学
須賀敦子の本棚 池澤夏樹=監修
嘘と魔法 上
エルサ・モランテ 著 北代 美和子 訳
現代イタリア文学の金字塔とされる大作を初紹介。両親を亡くし養母も失って天涯孤独となった少女が、祖母、母、自分の三代にわたる女性たちの激動の生涯を物語る。ヴィアレッジョ賞受賞作。
定価3,300円(本体3,000円)
○在庫あり
嘘と魔法 下
須賀が「尊敬してやまない」小説家の希有の大長編は孤独な少女の虚実交えた語りでつづく。実らぬ愛、激しい独占欲、嫉妬、裏切りなど烈々たる感情の渦が最後には狂気へと一気に燃えあがる。
△3週間~
アンダルシアの肩かけ
イタリア最大の女性作家の幻の作品集。母と息子の近親相姦的な愛が生む悲劇を描いた表題作、死者たちのための灯火が次々に消えるのを目撃した少女の恐怖を描いた「灯火を盗んだ男」他12篇。
定価1,980円(本体1,800円)
×品切・重版未定
池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第1集
アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家
エルサ・モランテ/ナタリア・ギンズブルグ 著 中山 エツコ/須賀 敦子 訳
ナポリ湾の小島を舞台に、多感な少年とその年若い義母との葛藤を瑞々しく描いたストレーガ賞受賞作。および家族とは何かをテーマに失われた人と人との絆の行方を描いた名作。
定価3,740円(本体3,400円)