河出書房新社
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文庫・新書
わすれなぐさ
吉屋 信子 著
美しく我儘なクラスの女王様・陽子と、彼女が想いを寄せる無口で風変わりな牧子、そして真面目で兄弟思いの硬派な一枝。女学校で繰り広げられる少女たちの三角関係の行方は──。
定価957円(本体870円)
○在庫あり
弾左衛門と車善七 江戸のエタ頭と非人頭
塩見 鮮一郎 著
二〇〇八年刊の『弾左衛門とその時代』『江戸の非人頭車善七』を合わせて一冊に。江戸以前から明治維新までの被差別民支配の構造が、一冊でより明解に。今なお最高の入門書。弾左衛門年表を新たに付す。
定価1,320円(本体1,200円)
推し、燃ゆ
宇佐見 りん 著
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第百六十四回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化!
定価638円(本体580円)
交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔
五十嵐 貴久 著
都内で起きた爆弾テロの犯人は、遠野麻衣子に向けて更なるテロ予告と教祖釈放を要求。必死の交渉が続く中、爆破事件により東京は大混乱に陥る……。『交渉人・爆弾魔』を改題&大幅改稿した傑作警察小説!
定価979円(本体890円)
返らぬ日
「あなたを愛して愛して愛しぬいてゆきたいの」放課後の女子寮でのひと時を待ち望む女学生たちの運命を描いた表題作など7編を収録。同性を愛す喜びに満ちた美しい短編集、初の文庫化。
海の見える無人駅 絶景の先にある物語
清水 浩史 著
なぜ「海の見える無人駅」は、こんなにも心地いいのか! 海と厳選30の無人駅…目を凝らせば、もっと多くのものが浮かび上がる。絶景の小さな駅の物語から今の日本が見えてくる。巻頭カラー16P付き!
猫の木のある庭
大濱 普美子 著
日常に忍び入る不穏、白昼夢のような現実。翳りが誘う不気味で静謐な幻想譚6篇を収録。第50回泉鏡花賞受賞作家のデビュー作品集『たけこのぞう』を改題の上、文庫化。
定価1,089円(本体990円)
砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々
売野 雅勇 著
中森明菜「少女A」、チェッカーズ「涙のリクエスト」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」、荻野目洋子「六本木純情派」……数々のヒット曲を紡いだ作詞家が自ら語った、歌謡曲黄金時代の証言録。
定価968円(本体880円)
カラダは私の何なんだ?
王谷 晶 著
私は私を全肯定! 髪は美しく、カラダはほっそり、爪は短くキレイに、子供は早く産んで……女のカラダにかけられた呪いを解く爆走エッセイ『どうせカラダが目当てでしょ』を改題。文庫版書き下ろし収録。
定価891円(本体810円)
砂漠の教室 イスラエル通信
藤本 和子 著
当時37歳の著者が、ヘブライ語を学ぶためイスラエルへ。「他者を語る」ことにあえて挑んだ、限りなく真摯な旅の記録。聞き書きの名手として知られる著者の原点。単行本一九七八年刊の復刊。
交渉人・遠野麻衣子
総合病院で立て籠もり事件が発生。人質は五十人。犯人との交渉のため呼び出されたのは、左遷された遠野麻衣子だった――。ベストセラーとなった傑作サスペンスが大幅改稿の上で、待望の復刊!
定価924円(本体840円)
日本怪談実話〈全〉
田中 貢太郎 著
怪談実話の先駆者にして第一人者の田中貢太郎の代表作の文庫化。実名も登場。「御紋章の異光」「佐倉連隊の怪異」「三原山紀行」「飯坂温泉の怪異」「松井須磨子の写真」など全二百三十四話。
定価990円(本体900円)
夏至遺文 トレドの葵
塚本 邦雄 著
塚本邦雄は短篇小説を「瞬篇小説」と名付けるほど愛し、多くの作品を遺した。その中でも特に名高い瞬篇小説集『夏至遺文』、「虹彩和音」「空?昇天」を含む『トレドの葵』の二冊を収録する。
定価1,155円(本体1,050円)
戦前のこわい話〈増補版〉 怪奇実話集
志村 有弘 編
明治から戦前までにあった、怪談実話、不可解な物語、猟奇事件を生々しく伝える、怪奇と恐怖の実話アンソロジー。都会や村の民間伝承に取材した怖ろしい話。二〇〇九年版に、山之口貘「無銭宿」を増補。
定価792円(本体720円)
ばかもの
絲山 秋子 著
気ままな大学生ヒデと勝ち気な年上女性、額子。かつての無邪気な恋人たちは、深い喪失と絶望の果てに再会し、ようやく静謐な愛の世界に辿り着く。著者を代表する傑作恋愛長編。
定価946円(本体860円)
アロハで田植え、はじめました
近藤 康太郎 著
一年分の米さえ自作できれば、お金に頼らず生きられる? 赴任先の長崎で思わず発見した、社会から半分だけ降りて生き延びる方法。前代未聞・抱腹絶倒のオルタナ農夫体験記。ラランド・ニシダ氏絶賛!
音楽家の世界 クラシックへの招待
吉田 秀和 著
戦後まだ日の浅い一九五〇年刊の、クラシックの魅力をやさしくかつ深く伝える決定版の待望の文庫化。クープラン『クラブサン組曲』からショスタコーヴィチ「第5」まで、53人の66曲。究極の名曲入門。
定価1,078円(本体980円)
△3週間~
ババヤガの夜
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。
定価748円(本体680円)
ロッパ食談 完全版
古川 緑波 著
タン・シチュウ、ハムバーグ、トンカツ、牛鍋……。「しんから、僕は、食べ物が好き」と語り、戦後日本の街をさっそうと歩きながら美食を極めた昭和の喜劇役者・ロッパさんの真骨頂食エッセイ。新装版。
定価880円(本体800円)
ぷくぷく、お肉 おいしい文藝
角田 光代/阿川 佐和子 著
すき焼き、ステーキ、焼肉、とんかつ、焼き鳥、マンモス? 古今の作家たちが「肉」について筆をふるう料理エッセイアンソロジー。読めば必ず満腹感が味わえる選りすぐりの32篇。