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単行本

ナツメソウセキココロヲドウヨムカ

夏目漱石『こころ』をどう読むか

【文芸の本棚】

石原 千秋 責任編集

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 A5 ● 228ページ
ISBN:978-4-309-02289-5 ● Cコード:0095
発売日:2014.05.20

定価1,870円(本体1,700円)

×品切・重版未定

  • 刊行100年。永遠の問題作は今いかに読まれうるのか。東浩紀、大澤真幸らのエッセイ、対談:奥泉光×いとうせいこうのほか、これまでの『こころ』論をベストセレクション。

  • 夏目漱石自筆広告文
    『こころ』あらすじ

    石原千秋「『こころ』はどう読まれてきたか」

    対談 奥泉光/いとうせいこう「文芸漫談 夏目漱石『こころ』を読む」

    東浩紀「少数派として生きること」
    大澤真幸「喉に引っかかった魚の小骨のような疑問」
    荻上チキ「見過ごされてきた門番」
    高田里惠子「『こころ』の読者をどうつくりだすか」
    文月悠光「『こころ』に眠るわたしたち」

    対談 水村美苗/小森陽一「こころ 夏目漱石」
    対談 丸谷才一/山崎正和「夏目漱石と明治の精神」

    講演 柄谷行人「漱石の多様性:講演——「こゝろ」をめぐって」
    講演 吉本隆明「『こころ』」

    北村薫「『こころ』を、読もうとしているあなたに」
    夏目房之介「こころ」
    荒川洋治「百年前の少年」

    山崎正和「淋しい人間」
    作田啓一「師弟のきずな——夏目漱石『こゝろ』(1914年)」
    石原千秋「眼差としての他者——『こゝろ』」
    小森陽一「『こころ』を生成する心臓[ハート]」
    押野武志「静は果たして知っていたのか」
    赤間亜生「〈未亡人〉という記号」
    平野芳信「最初の夫の死ぬ物語——『ノルウェイの森』から『心』に架ける橋」

    石原千秋「『こころ』をこれからどう読むか」

著者

石原 千秋 (イシハラ チアキ)

1955年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授(日本近代文学)。『読者はどこにいるのか』『受験国語が君を救う!』『教養としての大学受験国語』『『こころ』で読みなおす漱石文学』など。

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